ゆうさん、こんにちは。
小学校教諭をしていて、高学年の担任を受け持つことが多かったため、中学受験をするお子さんを、たくさん見てきました。
多少のストレスはあれど、比較的コツコツと学習し、気持ちや生活が大きく乱されず、受験に臨むお子さんも、もちろんいました。(勉強が好きな女の子に多かったなぁという印象はあります)
反対に、ストレスを大きく抱え、気持ちや生活が大きく荒れてしまい、その子の心や成長を歪めてしまっている場合もありました。
中学受験に対する反動は、
・お子さんの性格
・勉強が好き(嫌いではない)
・塾や勉強している時以外の過ごし方(うまく息抜きできているか)
・友達との関係・学校生活
・周りの受験状況
・保護者の気持ちと関わり方
こういったことが関係して、お子さんによって様々です。
ゆうさんの「お子さんの気持ち」に焦点をあてて回答させてくださいね。
なぜ、「受験をやめたくない」と言うのか?
①お姉ちゃんは受験をして、合格した。
兄弟は一番身近なライバルや見本です。自分もしなければならないという思いは強い。
親は比べていないつもりでも、子どもは思っている以上にプレッシャーを感じています。
②親は、自分を見限るんじゃないかという恐れ。
子どもは、親の期待に添えないということに対して、とても恐怖心を持っています。
子ども自身もこういった感情が何なのか、理解していないことが多いのですが…。
親の期待を裏切ってしまう
失望させるんじゃないか
自分のことを見てもらえなくなる
情けないと思われる
悲しませる
おねえちゃんはできたのに
勉強は好きじゃない、したくない
でも、受験を辞めることを認めてしまえば、こういった気持ちに押しつぶされる。
反対意見もあるかと思いますが、中学受験の多くの場合が、「親の期待に応えなければ」という気持ちが、子どもの気持ちの多くを占めているんです。
もちろん、その学校に行ってみたい、勉強が好き、そういう子もいます。
勉強はしたくない
受験をやめたら、自分はダメな子
親を悲しませたくない
そういった気持ちが入り乱れ、「勉強もしないけど、受験もやめない」というように、決断を先延ばしにしているのかもしれません。
③親の態度で萎縮している
「キレてバカは俺に話しかけるなと言って無視をしています」
「なかなか理解してくれないとイライラして手を挙げてしまうこともあります」
お子さんは、自分が原因で家族がギスギスしているんだ、このように自分を責める気持ちがあるかもしれません。
そうだとしたら、なおさら辞めるなんて言えません。
こちらが一生懸命なのに、なんでできないんだ!なんでわからないんだ!なんでもっとがんばらないんだ!
お気持ちは本当にわかります。もどかしく思いますよね。
ですが、苦手な事や、本人が全然やりたいと思っていないことを、周りがいくら言っても。イヤイヤするか、しないかのどちらかです。大人でもそうです。
私は、芸術的な事や、何かを作ること、子どもに関する事、は好きだし、ほっといてもどんどんやります。時間を忘れてやります。
しかし、感情の入らない作業(事務的な作業)をするのは、苦痛です。腰がものすごく重くなります。
いまは、お子さんにとって勉強は意味の感じられない苦痛な作業なのではないでしょうか?
勉強に対するスイッチはタイミングもキッカケも人それぞれです。
スイッチが他のことに入る人もいます。
何が人生の良し悪しかは、言えません。本人が「頑張りたい」と思えた時に「頑張れる力」が必要です。「人生に対する学び」と「愛」と「楽しさ」を持っていれば、やる気になれば、頑張ります。
いまは、お子さんと、家族の、関係修復が重要だと思います。
一度、受験の事は、横に置きましょう。家族みなさんの気持ちが互いに理解でき、明るく前向きになった時に、どうするか決めてはどうでしょうか。「そんなこと言ってたら遅い」と思われるかもしれませんが、そのまま受験することで、得るものより失うものの方が大きいように思います。
「受験しようが、しまいが、あなたの事を愛している」
「あなたは、大事な大事な子だ」
「あなたは素晴らしい子だ」
「あなたはあなたでいい」
伝えてあげてください。
お父様との関係修復にも、お母さん、力を貸してあげてくださいね。