えるさん、こんにちは。
臨床発達心理士の春野瞳子です。
5歳の息子さんを育てていらっしゃるのですね。日々の子育てお疲れ様です。
えるさんは、息子さんを上手に励ましたり、園での嫌なことに気付いたりできる素晴らしいお母さんなのだと感心しました。
幼稚園でのできごとは大人からしたら「ささいな事」かもしれませんが、息子さんにしたら特定の子だという事で特に気になっているのかもしれません。特定のお子さんは、もしかしたら息子さんの事が好きで関わりたいと思っているのかもしれませんね。
えるさんは、息子さんからそれを聞いて、息子さんの気持ちを受け止め、上手に園の先生にお伝えになりましたね。最良の対処方法ですよ。
登園前の腹痛は治まりましたか?
治まっていれば、えるさんの対応が的を射ていたのだと安心してくださいね。
コロナ自粛の間、えるさんと過ごしていたので、我慢することも少なかっただろうし、とても居心地の良い家庭生活だったのでしょう。園に慣れれば泣くことも減って来ると思います。
感受性の鋭い息子さんだとのことですが、今まで通り、無理強いしないように励ます、とか息子さんの話をよく聞いて気持ちに寄り添い、できることは対処する、という事でいいと思います。えるさんは本当に息子さんに合わせてうまくやっていますよ。
もしも、そうでなければ(まだ腹痛を訴えたり、泣くことが増えたりしていたら)また違った方向から考えてみましょう。
もしかしたら、園での出来事(特定の子の行為)は、直接の原因ではなく、ほかのストレスがあるのだけれど自分でも気づいていないか、どうしても言えない事なのか、という可能性も考えられます。たとえば、園の先生が厳しすぎて、そのことが言えないために他の事を言う、とか、うまくできないことが嫌なのだけれど、それを認めることはしたくないので何かほかのせいにしてみる、とか、母親の愛情を確かめる手段として何か理由を見つけて訴え「お母さんは僕のために動いてくれている」事を確認しようとしている、などが考えられます。
このような場合でも、原因を追求し続けることはかえって、そのことをクローズアップさせてしまうので、やはり上記のような、無理強いしないように励ます、とか息子さんの話をよく聞いて気持ちに寄り添い、できることは対処する、という対応になります。
ただ、この場合は、もう少し注意深く息子さんの様子を観察して、変化に敏感でいたいですね。最終的には、えるさんが息子さんのありのままの姿を認め、息子さん自身が「自分はこれでいいんだ」と思えるようにしていくことが大切です。できないことがあっても得意なこともあるのだからそれでいいと思えるように得意なことを褒め続けるのも一つの方法ですね。
親として同子どもに向き合えばいいのかと思っていらっしゃるえるさんには、それだけで「ほとんどそのままでいいですよ」とお答えしたいです。一つ付け加えるとしたら、人と比べて「こうあってほしい」という思いをちょっと脇にどけて「こうしたらいいよ」というアドバイスをする前に、「あなたはどうしたかったの?」「これからどうしたい?」と聞いてみることを取り入れてみてください。
親が決めつけるような対応をせず、子どもの思いを掬い取って、できることが増えていくよう、そっと援助することで、子供は成長していきます。
今のままのあなたでいいよ、あなたが大好きだよ、という事を伝え続けてくださいね。
少しでもお力になれれば幸いです。