こんにちは。
体温は計測したときの状況によって変動しますので、なかなか判断が難しく、毎日の数値を見るのではなく数か月単位など長い目で見て全体的な傾向を見ることもあります。少しグラフを遠くから眺めたほうが傾向が分かりやすいことがあります。一般的には低温期と0.3度程度の違いがある場合、正常な高温期と言われていますが、いったいどことどこの違いを見るのかは医師でも判断が分かれる場合があります。不妊治療を行っている医療機関では、基礎体温よりも、超音波検査での卵巣・子宮の様子や、血液検査でのホルモン値で判断し、基礎体温表の提出も要求しない場合もあります。
排卵検査薬についても、私自身も自分の妊活中に使用してみたことがありますが、妊娠検査薬以上に、尿の濃度などに左右され、濃淡の判別も難しいと思いました。
基礎体温が上がらないときに最初に考えるのは卵子が育ち排卵するという過程がうまく行っていないのではないかということです。この過程がうまく行かないと、高温期を作る黄体ホルモン(プロゲステロン)が十分に出ず、高温期がない、もしくは短い、ということになることがあります。だいたい毎回排卵ができていも、今回はたまたまうまくいかなかったということもあります。排卵がうまく行っているかどうかは、超音波検査で卵巣内の状態を見たり、血液検査で判断しますが、今回の周期はもう排卵が終わっていると考えると、次回以降の周期で見ていくことになる場合もあります。高温期ができ、ホルモンは出ているのに、超音波で見ると実は排卵はしていないということもあります。
どうなると危険ということはありませんが、性行為がある以上、次の月経が来るまでは妊娠している可能性もあると考え、お酒・タバコ・薬などには注意をして生活されるのが良いかもしれません。
二層にならずとも・・・ということですが、基礎体温は計測の条件などで必ずしも正確に体の状態を反映しているとは限りませんので、基礎体温だけで判断せず、月経予定日を1週間程度過ぎても月経が来ない場合には妊娠検査薬を試すか産婦人科を受診する、ということになるかと思います。
妊活においてどこまでするかは人それぞれで、自宅でできる範囲で頑張りたいという方もおられるし、何でもするからとにかく早く妊娠したいという方もおられます。また病院に行っても、検査やタイミング指導を受けるだけの方もおられれば、必要なら人工授精や体外受精でもやるという方もおられます。妊娠したいときに妊娠しないというのは、病気とは少し違う面もあり、こうやって治療しなければならないというような決まりがあるわけではないので、必ず病院に行かねばならないということもないのですが、2人目不妊の方の中には、実はもともと妊娠しにくい要因が夫婦にあって、一人目は奇跡的に妊娠したのだったとか、もしくは一人目の時から年月がたったことで、一人目の時にはなかった妊娠しにくい要因が新たに起こっているということもあります。そのため、早目に妊娠を希望されている場合は、お近くの産婦人科を受診され、どこまでやりたいと思っているかをお伝えになり、ご相談されてみるのも一つの方法かもしれません。
妊娠しにくい要因としては、女性側においては排卵の問題、卵管の詰まりなどがありますが、男性にも精子が少ないなどが見られることはあるとされています。妊娠しにくい問題に占める割合は、女性側の問題と男性側の問題の比率は同じぐらいだとも言われています。男性の協力が得られれば、精液を容器に出して、女性が産婦人科に持参されて検査を受けられる場合もありますし、男性が泌尿器科などに受診する必要がある場合もございます。また性行為をした直後に女性が産婦人科を受診し、膣内の精液の状態を調べるといった検査もあります。男性側に問題があれば、女性側が努力しても解決しない場合もありますので、夫婦でお話合いになり、いつの段階でどこまでの検査や治療を行うかなどをご相談されてみるのもよいかもしれません。
次の月経が来て、産婦人科で妊娠についてのサポートをご希望される場合、受診する日程については、月経の3日目ぐらいに受診されると、次の排卵に向けて準備を始めている卵子の種のようなもの(卵胞)が超音波検査で観察できたり、ホルモン値の検査をしやすかったりします。ただ、月経周期に合わせていつの時期でも観察すべき項目はありますし、排卵期の少し前に受診されると、あと何日で排卵しそうだから性行為をいつしたらいいというアドバイスを得られる場合もありますので、厳密にいつ受診しなければ意味がないということはないです。