はじめまして、小児科医の白井です。
まずは大変ななか、よくご相談してくださいました。
●前提として、難聴をきたす原因は山のようにあります。お子さまの難聴の原因や、検査結果、現在の発達の様子などの詳細を把握できない以上、あくまで一般論として受けとめてください。
●まず発達については、結論から申し上げると、遅れるかもしれないしそうでないかもしれない、としか言えません。
お子さまは片耳が聞こえているということなので、難聴のせいだけで発達が遅れる、ということは、あまり考えられないかもしれません。
なので、もし発達が遅れるとすれば、難聴そのものというよりも、そもそも難聴をきたす原因(先天性の感染症や染色体の疾患など、様々あります)のせいで、その一連の症状として発達が遅れる可能性かと思います。
●親御さんがなにか特別にしなきゃ…と思うことはありません。
まず、我慢しないでください。ただでさえ気が狂いそうになるときもある育児。そんな中で、お子さまの難聴を心配だと思う気持ちを、我慢する必要はありません。
とことん心配して、泣いて、誰かや自分を責めたりうらやましがったり、誰かに怒りをぶちまけたりする権利がお母さまにはあります。私も小児科医ですが、育児してるとそんな瞬間たくさんあります。
あとは、聞こえていると分かっている片耳、手や足、鼻、目、たくさんの感覚から、お母さんの存在を知らせてあげてください。
お母さんがいるんだ〜ってわかるだけで、お子さまにとっては最高のプレゼントなんですよ。優しいだけじゃなくて、怒ったり悲しんだりしているお母さんの存在だって、okです。
あやすと笑う、と書いてくださいましたね。
笑うお子さんも素晴らしいですが、あやすと笑うんだってちゃんと分かってらっしゃるお母さまは、もっと素晴らしい。
こんな大変ななかで、よくお子さまのことを見て、お子さまが出来ることに、きちんと気づいてらっしゃいます。自信もって良いですよ。
お母さまにしか分からない気持ちですから、私が分かったようにお答えするのも忍びないです。
でも一小児科医として、一ママとして、少しでもお力になれれば幸いです。