はじめまして、小児科医の白井です。
●結論から言うと、家でできる特別な方法はありません。今後さらにゆがみがひどくなり、どうしても気になるなら、紹介状を書いてもらったうえで「頭の形外来」を受診してください、ということです。
(国立成育医療センターや、東京女子医科大学などで外来があります。)
●ちなみにドーナツ枕については、それを使ったから頭の形が治った、という医学的な根拠のあるものはありません。
安全な睡眠環境という点からは、そもそも枕そのものを使わないのがベストです。
枕以外にも、これをしたから良くなった、などと根拠のある方法はありません。
●ゆがみがひどいと、ヘルメットなどで治療が必要なこともあります。
(病名をつけるなら【頭位性斜頭】ですが、ぶっちゃけ病気というよりは、【向き癖がかなり強い子】というニュアンスです。)
ゆがみがひどいと、脳の発達や歯の縫合などにも影響するからです。
●治療するか否かは、ゆがみの具合や、発達が正常かを総合的に判断する必要があります。また頭蓋骨縫合早期癒合症などの疾患がないかも確認します。
なので、最終的には上記のような専門外来にかかって、その医師の判断をあおぐしかありません。
●いつ治療するかも、ケースバイケースです。が、早くて生後3ヶ月から(首がすわりはじめる)です。
1歳半になると、大泉門といって頭の骨の隙間が完全に閉じるので、治療の効果は望めなくなります。
その頃までに治療の効果を得るためには、遅くとも6−7ヶ月健診の頃には、紹介状を書いてもらって受診するのがタイムリミットでしょう。
●もう少しで5ヶ月とのこと、焦る必要はないですが、頭の形外来も予約がいっぱいの可能性もあります。
もし心配で気になるなら、近所の小児科に相談して紹介状を書いてもらってください。
少しでもお力になれれば幸いです。