専門家からの回答

白井沙良子さん
白井沙良子保有資格:医師

はじめまして、小児科医の白井です。

●発達は本当にお子さんそれぞれのペースとパターンがあり、
育児書どおりにはいかないものです。

●そもそも、運動の発達には、かならず、心の発達もつきまといます。
つまり、寝返りをするという運動の発達には、
「自分の後ろや、今みえていないところにも、何かありそうだな。それを見てみたい!」
という心の発達が伴います。
逆にいえば、こういう気持ちが赤ちゃんにないと、
いくら寝返りの運動のトレーニングばかりさせても、意味がないのです。

なので、ひたすら筋トレのように、寝返りの運動をさせる・・・
というよりは、どうしたら、上記のような気持ちが、赤ちゃんに芽生えるかな、
という観点で、遊びながらそういう気持ちを引き出していくことが大事です。

●3-4か月健診で、特に何も指摘されていないのであれば、
おそらく首はすわっている状況かと思います。
寝返りをしない赤ちゃんの中には、
うつぶせの姿勢が好きでない、という赤ちゃんもいます。

その場合は、お母さんが仰向けになる 
→ 赤ちゃんをうつぶせにして、お母さんのお腹に乗せる
→ その状態で、お母さんがゆらゆら揺れたり、動いたりしながら遊ぶ
こうすることで、うつぶせが怖くないよ・楽しいよ、
という感覚を教えてあげることができます。

寝返りの運動を、お母さんがサポートしながら、繰り返してあげるのも良いです。
寝返ったときに、お気に入りのおもちゃがある、など、
寝返りすると楽しいことがあるな、と赤ちゃんにも感じられるような工夫があるとなお良いです。

●次は6-7か月健診でしょうか。
寝返り以外にも、その時点での運動・精神発達や、
身長・体重の伸びなどで、必要があれば経過観察や受診の指示がされるでしょうから、
それにしたがってください。

少しでもお力になれれば幸いです。

ご自身の責任のもと適法性・有用性を考慮して、ご参考にしていただくようお願いいたします。

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