こんにちは。
臨床発達心理士の春野瞳子です。
お子さんの学習についてのご心配よくわかります。
主張を曲げない、こだわりがある、綺麗に完結したい、という特性と、読みの部分に課題がある、ということから見ますと、もしかしたら発達に課題をお持ちかもしれません。(人間誰にでも偏りがあります。当たり前のことです)
国語の本の文字がすらすらと読めないという子供さんは時々見かけます。眼球運動がぎこちない場合もあり、そういう場合にはヴィジョントレーニングをお勧めすることもあります。点つなぎや図形の夏季写しなど楽しい遊びをしながら訓練する方法もありますよ。
書く方も、よく似た文字を書いて気づかなかったり、偏と旁が離れて文字の形がとりづらかったりすることはありませんか?
そうであれば、無理強いして何度も繰り返し読ませることで、ますます苦手意識が出てくるし、効果は上がりません。
まず、文はお母様が一緒に読んでみてください。算数の問題なら耳からの情報で内容がわかれば、知的な遅れはないので次の対策に移ります。文章の隣の行が見えないようにして、(一行分だけ見えるように紙に穴をあけたり、さしで隣の行を隠したりなど)一行ずつ読めるような工夫をするのも効果的です。
学校の先生に相談して、自治体がやっている発達検査を受けてみると、お子さんの特性がよくわかります。そのうえで担任の先生に、間違いは直接ノートやテストプリントに書き込まないで付箋に書いて貼っていただくなどの配慮が可能かどうか相談してください。テストだけその対応がなされたら落ち着く、ということもあります。何もかもが思い通りに行かないから癇癪を起こすので、何かひとつでもきちんと対応してもらえることがあれば他は我慢できるということも多いです。
まずは、お子さんのいい所見つけから。「主張を曲げない、こだわりがある、綺麗に完結したい」という特性は将来とんでもなく大成功を収める可能性があります。とても楽しみな特性だと思いながらその特性を生かす手立てをお考え下さい。
少しでもお力になれれば幸いです。