こんにちは。
ものや人の名前というのは、結構難しいもので、例えば私はママでもあるし、お母さんでもあるし、藤原さんでもあり、芳子さんと呼ばれることもあり、人間でもある、女でもある、奥さんと呼ばれることもある。ポチという犬がいるとして、これを犬と呼ぶのか、ポチと呼ぶのか、ワンワンと呼ぶのか?ポチというのはこの犬だけの名前であって、他の犬は犬・ワンワンではあるけどポチではない。これは結構複雑なことだと思います。例えばお子様の中で、人間をすべてパパと呼ぶのだという誤解が生じてもおかしくはないようにも思います。行動などで、ママが来た、パパが来たと分かっていて、見知らぬ人とは違う反応がみられるようなら、とりあえず誰が誰でも知ったことではないというわけではないと思います。
一応、1歳半検診で、発語が全くない場合や、3歳健診で、二語文が全くない場合には、言葉について遅れがあると考えると思います。
言葉に遅れがあるとき、まず耳が聞こえているかと考える必要があります。また、他人に全く興味がなく、コミュニケーションをする気がない、生き生きと他人と関わろうという様子がない、という場合も問題と思います。
そういったことがなければ、次第に追いついて問題なく話しできるようになるということも良くあると思いますが、発達を全体的に評価し、もし何らかの手助けや環境整備が望ましいのであれば、発達の段階や、年齢に応じたサポートをしていくといったことが望ましいかもしれません。児童相談所や、小児科の発達相談外来(午前と午後の診察の間に、特別に診察枠を設け、じっくり相談できるようにしている場合がある)などでご相談されてみて、必要ならお住まいの近くの療育サービスなどにつないでもらえるかもしれません。私自身の子供も、1歳半検診で発語が乏しく、犬はどれ?バナナはどれ?などの指差しもあまりできず、しばらく療育に通っていました。発達が全部遅めでしたが、もうすぐ5歳の今は特に問題なく何でもよくしゃべっています。
お子様が興味を持っているもの、おもちゃや指さした対象などを、「白い犬がいるね」「赤い積み木、上手に積めたね、これは自動車かな?」「時計がチクタク言ってるね」「ジュースを飲む、それとも牛乳を飲む?」といった風に言葉で表現したり、「ママは今からトイレに行ってくるね」「ママはニンジンを切ってるよ」とか実況中継したり、旦那さんと「ママ!」「はーい」「パパ!」「はーい」と呼び合うなど、呼ばれて返事するという場面を見せる、名前を呼ぶというのはどういうことか見せる、といったことは考えられると思います。