こんにちは。
自立・社会に出ることに向けて、いろいろご自身の中で模索されているのかもしれません。
経験を積んできた大人からすれば、自立のための最短のルートは、今は大人の世話になって勉強することだと分かりますが、子供にとっては、目の前のわずかなお金を得ることが自立であるかのように思えてしまいます。親が言うことが古臭い押し付けであるように思えてしまいます。親に素直に従うのがむずがゆいというようなこともあるかもしれません。
地上で迷路の中をウロウロしている蟻を、上空から鳥が見て、あーあ、右に行ったほうが近道に決まっているのに、なんでわからないのかなー?ともどかしく思うようなものかもしれません。
仕事によって給料がこれだけ違う、この差は、今内職をして一円単位でお金を稼いでいても埋められるものではない、生活するにはこれだけお金がかかる、お金がないと大きく選択肢が狭まる、親の庇護のもとに生活に追われず勉強だけに専念できる今というのは貴重な時間なのだ・・・こんなことは社会人なら誰でも身に染みてわかりますが、私自身が子供のころも分かっていませんでした。
進学校でおとなしく勉強している子供よりも、自分の手でお金を稼いで生きていこうとしているお子さんのほうが、これからの社会では必要とされているたくましさを持っているのかもしれません。これからの世の中では、与えられた勉強しかできない子よりも、苦労して学びたいことを見つけた人のほうが生きた知識を活用できるのかもしれません。
「勉強しなさい」と押し付けて、「はいそうですね分かりました、心を入れ替えて頑張ります」となる可能性は低いかと思います。全く放任してしまったり、「もう好きにしろ、知らない」と突き放すのではなく、「あなたの選択は尊重するが、親としてはこういう経験からこうアドバイスしているのだ」というような、ご自身の人生経験からの血が通ったアドバイスをされ、「基本的にあなたを信じ尊重しサポートする、味方でいる。自分を傷つけるようなことだけはやめてほしい」というメッセージを伝え、見守る、この子には生きる力があると信じて待つ、最終的には子供の人生は子どものもので親が操作できるものではないと覚悟する、ということになるのではないかと思います。
可能であれば、お母さんお父さんが、社会の中でどうやって仕事をして、お金を稼いでいるのか、何にいくら払っているのか、仕事にどういうやりがいを見つけているのか、どうやって今の職を得たのか、といった社会のリアルを見せてあげるといいのかもしれません。あこがれて、「こうなりたい」「そのためにはどうすればいいのか?」と思えるような具体的な目標を探すために、働く人を描いた映画・ドラマ・本などいろいろなものを一緒に見る・体験する・知ると言ったことも意味があるかもしれません。