こんにちは。私は小児外科病棟、保育園看護師として勤務経験があります。子育て経験もあり、ペこさんお悩みもよくわかります。
一日中抱っこを求めて泣くわが子。とくに子どもと二人の時、泣き声はママにプレッシャーを与えるものですね。腰痛もあるのならなおさら辛いでしょう。ペコさんは、毎日よく頑張って育児をされていると思います。
初めに。ペこさんの体が心配です。もともと腰痛もちとのことですが、最後に受診されたのはいつですか?きちんと整形外科で診断はうけているでしょうか。もともとある腰痛の症状が「育児の負荷で強くなった」のか、それとも「別の病気が隠れているのか」分かりません。日常生活に支障が出ているようですので、一度整形外科医に診察してもらうことをオススメします。具合が悪ければ子どもを抱っこしたくない時があっても仕方ないかと思うのです。まずはママのメンテナンスですね。
さて、子どもが泣くのは「何かを訴えたいとき」ですが、身体的なものと精神的なものがあります。
【子どもが泣く身体的な原因】
お子さんは、毎日離乳食をよく食べ、体重も順調に増えているでしょうか。全身の皮膚色は良く、ウンチやおしっこの色や量は正常でしょうか。直近の乳児検診は異常なしでしたか?夜はまとめて寝ますか?「甘えて泣いていると思ったら、体調不良であった」などということはないように観察したいものです。もし観察の視点に自信がない場合、お住まいの地域保健所で育児相談を申し込んでみる手もありますよ。
他に子どもは、眠い・汗かいた・お腹減った・背中がかゆいなどでも泣くことがあります。言葉で訴えられない分、泣いて訴えているのですね。
【子どもが情緒面で泣く原因】
7~8か月の子どもの精神面の発達は、特定の周囲の人間と安定した関係を保ち、それ以外の人には人見知りをするようになりますね。発達は個人差があり、7か月で始まった人見知りがひと月ほどで落ち着くこともしばらく続くこともありますが、息子さんの人見知りは落ち着いたころでしょうか。
質問でいただいた状況を考えると、お子さんが泣く原因は
(1)ママが抱っこの要求を無視したくなるほど精神的に参っている雰囲気を敏感に察知し、不安を覚えて泣く
(2)退屈している
おもちゃはお子さんの発達段階にあった好みのものを十分にそろえているでしょうか。子どもは遊ぶのが大好きで、楽しく遊びたいのは子どもの本能です。飽きたおもちゃには見向きもしませんので、今一度お子さんの遊ぶ環境を確認してみてください。
(3)お子さんの性格による
性格は後天的に作られる要素もあります。が、たくさんの子どもたちを見てきて、生まれつきの性格はあるなあ、と思います。
「一人でよく遊ぶから育てやすいとい」とママが話している子はのんびりマイペースな性格で「よく泣くから目を離せない」という子どもは繊細で不安になりやすい子が多い印象です。
【泣かれて困っているペコさんにできること】
(1)抱っこする時の姿勢
可能であれば、お子さんを抱く時、立って抱っこするのではなく、ソファなどに座って抱っこしましょう。8ヶ月ですとお子さんは8~9kgでしょうか。重いお子さんを抱えれば腰に負担がかかりますね。より負荷を軽くするため、座っての抱っこをオススメします。普段座るのも、床にじかに座るのは避けましょう。腰痛悪化のリスクがあります。
(2)お子さんと離れる時間を持つ
一日中泣かれて限界、と思うほど精神的に辛いのですから、可能であれば、お子さんと離れる時間を持ってみてください。協力してくれるご家族はいるでしょうか。「半日でいいから育児の休みをください」と言って一人でカフェにでも行くのです。数時間離れるだけで気持ちが変わりますよ。もし協力してくれる家族がいない場合、一時保育を利用するのもアリだと思います。
(3)子どもとママがいる場所に行く
一日中家にお子さんと二人でいたら息が詰まるのもわかります。地区センターや育児教室など、同世代の親子がいる場所に出掛けてはいかがでしょうか。ただ、これができるのは世の中の感染状況が落ち着いているときだけなのですが……
オンライン子育て交流会もありますね。オンラインであれば感染のリスクも軽減します。ペこさんにママ友がいて、子育ての話をできるだけでもペこさんの気持ちが変わるのではないでしょうか。
【抱っこはしてあげたほうがいいのか】
この質問いついては「はい」と答えたいと思います。
かつて20年ほど前の育児書には「子どもが泣いたら抱くのは抱き癖がつくからよくない」ということが記載してありました。が、今は「子どもがのぞむだけ抱っこしてあげましょう」という風潮に変わっています。
泣かれたら抱っこするのが「抱き癖」だとは思いません。8か月の乳児など、まだこの世に産み落とされてたったの8か月です。周りの世界のことはよくわからないし、自分がどんな存在なのかも知らないし、わからないことだらけで不安なのです。そんな時にママに抱っこされてかつてお腹にいた時に近いぬくもりを感じたら、安心するのでしょう。抱っこは愛情と安心感を求める子どもの本能。
そうはいっても、ずっと抱っこをせがまれて辛いんだというペこさんの気持ちもわかります。
子どもが甘えて抱っこをせがんでも、すぐにいけない時もあるでしょう。そんなときはすぐ抱っこしなくても大丈夫。「はーい、今火を使ってるから待っててね」「今トイレだからねー」など、子どもが泣いたことには応え、ママの状況も説明します。8ヶ月でも自分に語り掛けてくれていることは雰囲気で分かるのです。また、1歳までにはダメと言われたら意味が分かるようになります。今はママが話している内容が分からなくても、たくさん話しかけてもらった子どもは、頭の中に言語が蓄積されていくでしょう。
大丈夫、今だけです。子どもが成長して友達と遊ぶようになると、母親など見向きもしなくなります。本当に母親を求める時間などあっという間に終わるんですよ。「その一時がつらいんだよな」と思ったら、先述した「今できること」を試してみてくださいね。
ペこさんの子育て、応援していますよ。