2019/5/15 00:37:37
結婚して一年半、妊活を始めて3ヶ月ほどです。妊活と言っても、生理日…
結婚して一年半、妊活を始めて3ヶ月ほどです。妊活と言っても、生理日予測アプリで排卵日を予測し、その前後一週間くらい妊活に励むという簡単なものです。たった3ヶ月の妊活ですが、妊娠できないことへの不安と、本当に子供が欲しいのだろうか?と言う自分への疑問が付きまといます。と言うのも、わたしは貧しい母子家庭で育っており、まわりの友達に比べると我慢や嫌な思いをすることの多い子供時代でした。また父への複雑な思いもあり、家族というもの自体に重さを感じます。そんな家庭で育ったわたしには家族の在り方というものがよくわかりません。そんな思いもあり、子供を産めば幸せ!という思考にはなれず(これは偏見かもしれませんが、子供を産むのは当たり前という方が周りに多いので)、出産には体の負担も伴いますし、迷いがでてきてしまいます。しかしわたしはもう30代なので、妊娠を望むならなるべく早くに行動するべきだとも思います。(子供はできれば産みたいという気持ちもあります)どうすればいいのか、自分の気持ちの置き所を探してしまいます。子供を産むこと、家族を作るということはどういうことなのか、家族に対する幸せな体験が少ない場合、気をつけたほうがいいことなどあれば教えて頂きたいです。
専門家からの回答
こんにちは、医師の山下真理子です。
非常に難しい質問ですね。私は、子供がいることだけが女性としての幸せだとは思えません。出産することは体への負担だけではなく、自分の時間も大幅になくなり、思い通りに毎日のスケジュールをこなすことができなくなります。睡眠時間や食事の時間も場合によっては制限されるでしょう。仕事をしたくても、なかなか思うように働けない可能性もあります。
それでも子供を持つことはそれ以上の喜びがあるからこそ、「子育てがしたい」という思いを持つ女性が多いわけですが、そう思えないからといって悪いことではありません。
ただ、女性には、妊娠可能な年齢の期限があります。最近では、40代でも妊娠する女性もたくさんいますが、残存卵胞や妊娠可能な成熟卵胞が育つ可能性を考えたら、早いにこしたことはありません。
もし今後、子供を持つという選択肢も人生の選択枝のひとつとして視野に入れているのであれば、まずは、貴女の体の残存卵胞を調べる検査を受けることをおすすめします。
卵胞の数は生まれながらにきまっていて、一度減った卵胞を増やすことはできません。排卵できる卵胞がなくなると、閉経が起こります。閉経してしまうと、当然、どんなに望んでも妊娠することはできなくなります。
卵子凍結や、残存卵胞が少なくても可能な不妊治療の選択枝も増えているので、その上でいろいろ検討してみられてはいかがでしょうか。