2019/6/12 10:13:36
成長がゆっくりな生後7ヶ月の子どもがいます。身長・体重は平均より少…
成長がゆっくりな生後7ヶ月の子どもがいます。身長・体重は平均より少し大きめなのですが、7ヶ月になった現在も寝返りをしません。うつ伏せが嫌いなためか、寝返り返りだけします。ずりばい、ハイハイ、おすわり、つかまり立ち…もちろん全くです。つかまり立ちの状態にするとしばらく立っていられるようになったので成長はしているんですが…やる気の問題でしょうか。成長はゆっくりでいい、その子のペースがある、わかってはいますがやはり少し気にしてしまいます。積極的に練習させたほうがいいのでしょうか?それとも本人がやりたくなるまで見守っていたらいいでしょうか?
専門家からの回答
はじめまして、小児科医の白井です。
●1歳までの発達は本当に千差万別です。
特に体が大きいと、寝返りなどもゆっくりの傾向が多いです。
運動の発達は必ず「気持ち」と連動しています。
寝返り一つとっても、様々な気持ちの発達が絡んでいます。
「いま目の前に見えているものが、全てではなさそうだ。
顔を動かすと、自分の左右や後ろにもものがありそう。
それを見てみたい!」
ここまで気持ちが発達して初めて、「寝返り」という行為をしたい・できるようになります。なので、運動だけ無理やり発達させようと思っても無理です。
●ただ、ほどよい刺激が楽しく、気持ちを促してくれるかもしれません。
(医学的に、やったほうが絶対発達がよくなるという証明はされていません)。
たとえば、うつぶせがきらいな場合は、
お母さんが仰向けで寝る
→ お子さんをうつ伏せにして、お母さんの体に乗せる
→ 左右にゆらゆらしたりしながら遊ぶ
など、ゲーム感覚のトレーニングをしてみても良いです。
●ちなみに、はいはいせず、いきなりつかまり立ちする子もいます。
お子さんが苦でなければ、つかまり立ちも別にそのまま続けてかまいません。
お子さんの発達は、数ヶ月単位でみてみないと、なんとも言えないことも多いです。
今まで出来ていたことも、できなくなってしまうような場合は問題ですが、そうでない場合は時間が解決してくれることがほとんどです。
少しでもお力になれれば幸いです。