2019/6/12 20:33:41
小学4年生の男の子が居ます。1歳6ヶ月から滲出性中耳炎で耳鼻科に通…
小学4年生の男の子が居ます。
1歳6ヶ月から滲出性中耳炎で耳鼻科に通院しています。今までに5.6回鼓膜切開して、チューブを入れました。
2年生の時にチューブを入れる為手術をしたのですが、鼓膜がボロボロでチューブが入れられないと病院で言われました。今もまた水が溜まってしまっているので、鼓膜切開をした方が良いと言われています。チューブは前回と同じで入れられない可能性が高いと言われました。なかなか良くならずです。滲出性中耳炎は一生付き合っていかなきゃいけのでしょうか。
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専門家からの回答
はじめまして、小児科医の白井です。
●診察したわけではないですが、エピソードを伺うだけでも、かなり大変な滲出性中耳炎なのだろうと察します。
滲出性中耳炎が再発を繰り返すこと自体は、稀ではなく、致し方ない部分もありますが、
特に10歳以降になってくると、鼓膜の変形が強くなったりすることで、余計に治りにくくなる可能性はいわれています。
●チューブは入れるのが難しい状況とのことですが、たしかにチューブをいれておくことで、かえって鼓膜の癒着をひきおこす場合もあるので、
チューブについては今後も、入れられなくても仕方ない・入れないメリットもあるかな、ぐらいに捉えたほうが良いでしょう。
●残す手立ては、アデノイド切除(耳とつながっている、喉のリンパの組織を切除する)かと思いますが、これも絶対的に中耳炎を完治する、というものではないです。全身麻酔も必要なので、よく相談したうえで検討します。
結局治るかどうかは、これからの経過をみていくしかなんとも言えませんが、
上記を一般論として捉えていただけますと幸いです。
お大事にされてください。