2019/7/1 00:04:39
夢遊病?娘は就寝中に目を閉じたまま歩いたり階段をおります。
うちの娘のことで。
昼間は活発に遊んだりしている娘ですが、夜、就寝時間中に様子がおかしいことがあります。
例えばですが、1人で夜中に毛布を持ちながら、廊下を歩いているので、どうしたの?と声をかけると、娘は目を閉じた状態で歩いていることが発覚。
問いには答えるものの、目をつむりながら階段を降りて行くのです。
これは夢遊病というものでしょうか。そうだとすれば、将来にわたり治ることがあるのでしょうか。
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専門家からの回答
はじめまして、小児科医・IMPI妊婦と子どもの睡眠コンサルタントの白井です。
●直接様子を拝見したわけではないですが、伺う限りは、おっしゃるとおり、夢遊病が最も疑わしいです。
娘さんが、起きたときに夜中の事を覚えていなければ、より疑わしいでしょう。
●はっきり何が原因、ということは明らかではなく、治療も特にありません。
お子さんの脳の発達上、致し方ない反応の一つ、と受け止めたほうが良いです。睡眠や脳の機能が安定してくる思春期頃にはおさまるのが一般的ですが、大人でもあるひとはいます。
●規則正しい生活と、夜中あるき出したときの安全面には注意してあげてください。2階で寝ていて、夜中起き出してどうしても階段を降りてしまうようなら、寝る場所を1階にしてみるのも手です。
典型的な夢遊病なら、本人も覚えておらず、また、本人も自覚していない心身のストレスが影響していることもあるので、なんでそういうことをするのか・何か思い当たることはあるのか、など原因探しをするのはかえって逆効果ですし、意味がありません。
●もし夢遊病以外の可能性をあげるとすれば、てんかんでしょうか。てんかんは、いわゆるガクガクする発作だけでなく、睡眠中によくわからない動きなどで発症することもあります。
一般的に、睡眠中だけの発作なら治療対象にはなりにくいことや、脳波上も異常がとらえられず診断がつかないこともあり、検査を急ぐ必要はありません。
日中も気になる様子があれば、相談するぐらいで良いでしょう。
少しでもお力になれれば幸いです。