2019/7/3 17:17:43
1歳6ヶ月の女の子と0歳2か月の男の子のママです。下の子が生まれて…
1歳6ヶ月の女の子と0歳2か月の男の子のママです。
下の子が生まれて少しして医師から心雑音があり大きな病院で診てもらってくださいと言われました。見てもらったところ動脈管開存症と診断され、病気についての説明がありました。
病院から帰ってからも、「妊娠中や出産のときに何か私がいけないことをしてしまったから病気になったんじゃないか」と自分を責めたりもしましたが、医師からも原因とかはなくよくあることだからあまり自分を追い詰めないようにと優しい言葉をかけてくださいました。
里帰り中には実母から「何でこんなことになっちゃったんだろう」と事あるごとに何回も何回も話をされ、結構精神的にも辛かったですが「何でだろうね」と流していました。
里帰りを早めに終え、忙しい毎日を送っていて大分疲れていたある時実母から電話がかかってきました。
内容は私が妊娠中頻繁に貧血で倒れていた為お腹の子に酸素がいかず、病気になったのではないかといった内容でした。
悪気があって言ったのではないということはわかっています。
ですが、そう思ったとしても心の中にとどめていてほしかったです。
実母とは割と家も近く、頻繁にあったり、電話したりします。
距離を置くことも考えましたが、いきなり実母のことを避け始めると怪しまれるためどうしたらいいかわかりません。
何かいいアドバイスなどをいただけると幸いです。
専門家からの回答
こんにちは、医師の山下真理子です。動脈管開存症とは、先天性心疾患の一つです。胎児期の血液循環のために重要な動脈管ですが、出産後には不必要な器官なので、自然と塞がります。何かのきっかけに、この動脈管が閉鎖せずに開いたままになっているのが、動脈管開存症です。
現在、動脈管開存症は、何が原因で起こるのかはっきりわかっていませんが、妊娠中に貧血になっていたことと先天性心疾患は特に関連性はありません。確かに、貧血が高度になって胎児の低酸素状態が続いたり、栄養不足が続くと、胎児の発育に影響が出ることもあります。たとえば、低酸素脳症などが原因です、けれども、多少の貧血であれば問題ありません。
先天性心疾患は、原因はわからないですが、病気も含めて神様がくれたギフトです。どんな子も、意味があってあなたのところにやってきています。原因は、誰のせいでもありません。
現代の医療では、手術によって動脈管をふさぐことができます。それによって、長期的な予後も大幅に改善されました。お母さんとの関係性も大切ですが、生まれてきた子供と向き合って幸せにしてあげることを一番に考えてあげてください。