2019/5/14 12:38:18
肉、特に豚肉を食べてくれません。何かいい食べさせ方はないでしょうか。
2歳の男の子がいます。
好き嫌いが多く普段の食事作りに苦労しているのですが、特に肉を食べてくれないので困っています。
豚肉が一番苦手なようで、ひき肉を炒めて好物の納豆ごはんやうどんに混ぜてみたりするのですが、必ず気づいて吐き出してしまいます。形がわかるくらい大きいお肉だと口にも入れてくれません。
鶏肉や牛肉だと少量は食べますがあまり好きではないようで、ひと口食べて残すことが多いです。
肉の臭いや食感が苦手なのか…原因がわからないのですが、何か食べてくれるような良い方法はないでしょうか?
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専門家からの回答
毎日のお子さんの食事作りの大変さ、とてもよくわかります。ましてや、好き嫌いがあると余計に苦労が絶えないですよね。何はさておき、めげずに奮闘を続けていらっしゃることがすばらしいです。
本題のもっとも苦手とする豚肉を上手く食べさせる方法についてですが、まず考えられる原因を下に挙げてみました。
《お肉類を嫌がる原因》
1.硬さ
2.食感(パサパサ)
3.食べにくさ(飲み込みにくい)
4.舌ざわり(ザラザラ、ゴワゴワ)
5.大きさ
6.見た目
7.におい
8.思い込み(一度食べたときの嫌な記憶から肉類は全て「おいしくない」と思っている)
9.食べず嫌い
ryoyanさんの息子さんの状況を文章から伺いますと...
「ひき肉を炒めて好物の納豆ごはんやうどんに混ぜてみたりするのですが、必ず気づいて吐き出してしまいます」⇒ 原因1,2,3,4,6
「形がわかるくらい大きいお肉だと口にも入れてくれません」⇒ 原因5,6,8
が推測されます。
子どもの舌は大人に比べてとても繊細で、ちょっとのことが不快感に感じることがあります。ひき肉は意外とモロモロ、パサパサしてしまって嫌がる子どもは多いです。
そこで、おすすめの料理を2つご紹介します。
①「レンコン入り豆腐ハンバーグ」
合いびき肉でも豚挽き肉でもどちらを使ってもいいので、いつものハンバーグを作る過程でお肉をこねる際に、水きりした木綿豆腐とすりおろしたレンコンを混ぜることでしっとりとやわらかふっくら食感のハンバーグに仕上がります。肉のにおいを緩和するためには、摩り下ろしたしょうがやにんにく少々いれるのもいいです。
また、形の工夫として、直径5cmくらいの楕円形を1つと直径2cmくらいの丸型に成形したものを2つ作り、お皿に盛付けるときに楕円形を顔、丸型を耳にして『くまちゃん』の形に盛り付け、ケチャップと中濃ソースを混ぜたソースで目や口などを描いて(お子さんと一緒に描いても◎)みると興味を持ってもらえると思います。
②「あんかけ焼きそば」
ポイントとしては、豚肉のこま切れやしょうが焼き用の薄切り肉などをチンジャオロースを作るときのように細長く切って、焼く前に小麦粉を軽くまぶしてからあとはあんかけ焼きそばの餡を作る要領で作ってください。
具材がとろとろの餡と絡むことで肉のパサつきは気にならなくなります。
私も小学4年生になる娘がおりますが、やはり小さいうちからお肉が苦手で、それは今でも続いています。そのため、私が心がけていることは、子どもの味覚に関する嗜好や苦手をあらゆるときに観察して知るということです。残したときは何が嫌なのかを食レポのようにしてインタビューして答えてもらったりしています。そしてそれに合わせてまた次のお料理の時に調整しリベンジをして苦手意識を一つづつクリアさせています。
お子さんの成長とともに味覚や舌の機能が発達し、経験によって鍛えられますので徐々に苦手なものも減ってくると思います。今は、一口でも食べてくれたら「ラッキー!」「やったー!」と思って、気長にお子さんに寄り添っていかれて大丈夫です。