2019/6/14 20:38:08
妊娠後期に入ったのですが、毎日寝るのが3時ごろになってしまいます。…
妊娠後期に入ったのですが、毎日寝るのが3時ごろになってしまいます。1時には寝ようと思って布団に入るのですが、足が暑かったり、ジンジンした感じがあり、なかなか寝付けません。3時ごろまで寝付けず、次の日のお昼に眠たくなり昼寝を数時間してしまうということになってしまいます。睡眠時間のトータルはそこそこ取っていると思うのですが、規則正しくない生活に心配です。大丈夫でしょうか。
専門家からの回答
はじめまして、小児科医・IMPI妊婦と子どもの睡眠コンサルタントの白井です。
●妊娠中は70〜80%くらいの人たちが、睡眠について何らかの問題を感じると言われます。ホルモンや体の変化から、完全に気持ちよく寝るというのはムリなので、うまく付き合っていく、できる対策をしていくことになります。
●日中の過ごし方
体調と相談しながらですが、午前中に日光を浴びて、散歩をしてください。1時間ほどの昼寝は、夜の睡眠を良くするために効果があります。それ以上寝ると、逆効果です。
●夜ねる前
22時〜2時くらいまでが、体を休めるためのゴールデンタイムと言われているので、そもそも寝ようとするのが1時…というのはかなり遅いです。
が、いろいろご家族の都合もあると思うので、
せめて、夕食は寝る2〜3時間前には済ませる、これ以後は水分をとりすぎない・カフェインをとらない、テレビやスマートフォンなどブルーライトが出るものを控える、という点はできるだけ守ってください。
なにか決まったストレッチや読書など、睡眠前に必ずこれをする、という儀式を意識的にするのは効果的です。
これは赤ちゃんが生まれた後、赤ちゃんの寝付きを良くするためにも使えます。
ブルーライトを使わない、毎日気軽にできる内容と時間で、何かやってみてはいかがでしょうか。
そのほか、寝ている間、ホワイトノイズ(テレビのザーザー音)をつけておくと効果がある人もいます。
●なお妊婦さんがあまりに睡眠不足だと、早産や低出生体重児、難産など色々影響があるのではと言われています。が、どれくらい睡眠時間が足りないと影響があるのか、などはケースバイケースで一概に言えません。
生活リズムも、多少乱れていてもすぐ胎児に影響…と考える必要はないですが、体内のホルモンの分泌リズムなどを考えると、毎日生活リズムが一定している方が良いに越したことはないです。少しずつできる範囲で、上記を参考にして過ごしていただければと思います。
●ちなみに足の熱さは、妊娠中に30%が経験すると言われる、むずむず脚症候群の可能性があります。
自律神経や、鉄不足で引き起こされますが、妊娠に伴う致し方ない変化なので、根本的には治療できません。
ストレッチや、服装を含めた温度調整、湿布など、できる範囲で対応します。
少しでもお力になれれば幸いです。
良いお産をお祈りしています。