2019/7/10 22:32:34
3歳の男の子、1歳の女の子の母親です。1歳の長女の自我が激しくなり…
3歳の男の子、1歳の女の子の母親です。1歳の長女の自我が激しくなり、10分に1回はおもちゃの取り合いをしています。
けんかが始まると長男が叩いたりしているので、都度「叩いたら痛いよ。」と言って止めていました。ですが最近は1歳の長女も叩き返すようになりました…。怪我をしそうになる時は止めるのですが、私が間に入るとますます激しくなるので見守っている時もあります。
あまり親が介入するのはよくないですか?
兄妹喧嘩はどこまで介入すれば良いか悩んでいます。
専門家からの回答
はじめまして、中村恵と申します。
日々の子育てお疲れ様です。
お子さまの兄妹ゲンカ、下の子もまだ小さいし親としてもあまりしてほしくはないですよね。
お気持ちわかります。
しかし、子どもが二人以上いると[兄妹ゲンカ]は必ずといっていいほど起こります。お互いに手や足が出たり、大声で乱暴なことを言ったりとなると親として心配になりますよね。
兄弟げんかが起こる原因としては、お互いの距離が近いからだと思います。
家の外では、子どもは子どもなりに我慢したり、遠慮したりしていますが、家の中で気を許せる家族が相手だと、その我慢をしなくなってしまうのだと思います。
「ケンカするほど仲がいい」と言いますが、兄妹ゲンカをしてしまうのはそれだけお互いの精神的な距離が近いからなのではと思います。
特に子どもの場合、感情に手足の動きがあわさりささいなことでもつい叩いたり蹴ったりしてケンカにつながってしまうのでしょうね。
基本的には親は子どもの喧嘩にはノータッチでいいかと思いますが、年齢にもよります。
はらはるな様のお子さまはまだ3歳た1歳。
だいたい2~3歳の子どもは、脳の表層にある「前頭前野」と呼ばれる部分が、まだ機能し始めていない為に自分の欲求を抑える事が難しいと言われています。
いやいや期などもこれが原因と言われています。
この時期の子どもは、まだ人との関わり方自体が分かっておらず、感情の動きにプラスして手足の動きが伴いやすいときでもあります。そのためちょっとしたことでも、叩く、蹴る、噛みつく、引っ掻く、突き飛ばす、物を投げるなどの、困った行為をしがちですよね。
子どもには子どもなりの理由や欲求に従って行動していて、それ自体は、その子の成長の証でもあると思います。
親は大変ですが、「何か嫌だったんだね」と、子どもの気持ちは認めてあげて「でも叩くのはいけないよ」などと、物理的に行動を制限することがおすすめです。
親が身体で止めてあげてください。上の子を抱き締めたり、両腕を掴んだり、抱えて違う場所へ連れて行ったりすることがおすすめです。「気持ちは認めるよ。理由もあるんだよね。でも、その行動はママとして止めるね」というスタンスです。
この時期は、下の子に対してヤキモチを焼いたり、赤ちゃん返りをしやすい時期ではと思います。下の子に乱暴するのは、「自分にも構って欲しい」という気持ちの表れかもしれません。少し意識して、欲求に応えてあげたり、スキンシップを増やしたり、褒めたりしてあげると、兄妹ゲンカも少しずつ減ってくるかもしれません。
難しいとは思いますが、上手く止めてあげれるといいですね。
1人の保育士の意見として参加になれば幸いです。