4歳半になる息子がいます。夏休み明け頃から、保育園でお友達に手を出…
4歳半になる息子がいます。夏休み明け頃から、保育園でお友達に手を出してしまうことが増えたと先生から言われました。保育園に入園するまでは大きく手がかかることもなく、イヤイヤ期もほとんどなく、どちらかというと聞き分けの良い育てやすい子でした。
保育園に入園する少し前からヒーローもののテレビが好きになり、今も毎日のように観ているのでその影響もあるのかもしれませんが、保育園でもお友達に一方的に戦いごっこをしかけているようです。手を出してしまう理由は、戦いごっこがエスカレートすることもあれば、自分の言ったことを聞いてもらえずについ手が出てしまうこともあるようです。また、怪獣になりきってお友達が作った積み木やブロックを壊してしまうこともあるそうです。
クラスの中では体が大きいこともあり、お友達に怪我をさせてしまわないかということと、嫌な思いをさせてしまってお友達から嫌われてしまわないかと不安です。家でも「そういうことしたらお友達はどう思うかな?」等問いかけたり、できる限りで褒めたり、愛情を伝えたり、スキンシップもしているつもりなのですが、どうやら今日もお友達に嫌な思いをさせてしまったようです。私にとっては大好きで心から大切な息子なのですが、先生から保育園でのお話を聞くたびに落ち込んでしまいます。自分の伝え方、育て方が間違っているのではないかと今日は泣きそうになってしまいました。自分の子育てに自信が持てません。どんなことでもよいので、アドバイスをいただきたいです。よろしくお願いします。
専門家からの回答
こんにちは、高田と申します。
息子さんが保育園でお友達に手を出してしまうことが増え、悩んでらっしゃるんですね。
今まで聞きわけがよく育てやすいお子さんだったとのことで、余計に心配になってしまいますよね。
息子さんの行動はその年齢の子どもには比較的よくみられることだと思います。
みぃさんの育て方が間違っているということではないと思いますので、安心されてくださいね。
ヒーローごっこを一方的にしかけたり、怪獣になりきってお友達が作った積み木やブロックを壊してしまうこともあるのですね。
ヒーロー番組で見ている敵を退治するための暴力的な動きがかっこよく見えているのかもしれません。
文面だけみるとお友達を傷付けるためというわけではなく、自分にとって楽しいことのコントロールが難しいというような印象を受けます。
一度、ヒーローについて話してみてもいいかもしれませんね。
子どもにとっては、よく分からないけどパンチやキックをして敵を倒す姿がかっこいいと映っていると思います。
しかし、ヒーローはただ暴力をふるっているだけではありませんよね。
悪いことをしようとする敵を止めるため、誰かが傷付けられるのを守るため等、必ず理由があります。
その部分を一緒に深堀してみると見え方が変わるかもしれません。
ただ闇雲にキックやパンチをすることや、お友達が嫌がっているのに一方的な言動をとることはかっこよくないことなんだよということを伝えてあげてください。
やはり、男の子には「かっこいい」という誉め言葉が効くような気がします。
もちろん、出来ないことを指摘するだけでなく、誰かのことを思いやったり、大切に出来たりした時は十分に褒めてあげてくださいね。
お友達に怪我をさせてしまわないか、嫌な思いをさせてしまってお友達から嫌われてしまわないかと不安な気持ちはもちろんあると思います。
でも、誰も傷付けず、誰からも傷付けられず大人になった人はいませんよね。
傷付いたり、傷付けられたりして、少しずつ成長していくと思います。
大丈夫です。
ダメなことはダメとしっかり伝えながらも、息子さん自身に対しては「大好き」「大切」と愛情を伝え続けてあげてくださいね。
少しでも参考になれば幸いです。
みぃさんとみぃさんのご家族のご健康とご多幸をお祈りしております。
専門家からの回答
こんにちは。乱暴なシーンがあるような番組が悪化要因として考えられるようなら、見せないようにすることも考えられるかと思います。また「そういうことしたらお友達はどう思うかな?」という意味合いのことが必要だと思いますが、まだ4歳で理解力が十分ではなく言葉で言っただけでは本当には分からないこともあり、例えば人形同士でロールプレイをさせ、遊んでいるところに乱暴者が来て嫌な思いをする役目を本人にやらせてみるとか、「言葉で解決している場面」「暴力で一方的に相手をやっつけようとする場面」などを絵やイラストや絵本などで見せてどちらがどうして良いのかを答えさせるといった訓練も考えられるかもしれません。保育士などから、具体的にどういう場面で手が出たのかを聞き、その場面を振り返ってどうすればよかったのかなどを一緒に考えて、もし次に手を出しそうなのに我慢した場面があれば大いに褒めるということも考えられるかもしれません。