2023/4/23 23:42:56
小学6年生の次女なのですが、録画してある番組やYouTubeなどを…
小学6年生の次女なのですが、録画してある番組やYouTubeなどを観る時に、30秒飛ばしを頻発させて見ていることが多いです。
何度も同じ番組を見ることもありますが、明らかに初見のストーリーものでもザクっと飛ばしてばかりなので、家事をしながら見守っているこちらとしては、どうしてそんな見方をするのかさっぱりわからず、イライラして「飛ばさないで!」と注意するのですが、一向にやめる気配がありません。
飛ばす部分は、見ていて恥ずかしくなってしまうようなシーンだったり、状況や感情の説明などが始まると飛ばしているように思えます。
これでは、どうしてそうなったのか?といった多様な価値観を番組から感じることができないと思います。どんなに下らなそうに見えるコンテンツでも何かしら得るものがあると思うのですが、ちょこちょこ飛ばしていたら全く分からないし、単なる消費にしかならないと思うのでそういう行動をやめさせたいのですが、何か方法はないでしょうか?
そして、どうしてこういう行動をするのでしょうか?
他の家族は私を含めそういうことはしないので、次女の行動の理由が想像できません。
「飛ばしてたら理解できないでしょ?」とこちらがいうと、「大丈夫、状況把握はできている。」と自信満々なのですが、色々質問してみると大して理解できていないので、この自信過剰なところも厄介で困っています。
専門家からの回答
ご相談ありがとうございます. 小児科医の速水です.
思春期ですので, 性に関わるものは興味がありつつも, 家族が近くにいる場面であれば, その動画を見ているところを家族に見られないように隠すのは日本の文化では自然なことのように思います.
普段から家族の中でも性教育も含めて親御さんの側から話題に出すことで,
お子さんもオープンに性についても話せるようになるのではないかと思います,
お子さん一人では多様な価値観を吸収することは難しく, そこに大人が介在して, 理解が進むように情報や内容を噛み砕く役割を担う必要があるかもしれません,
もう一つ, ご相談の内容を見ていて感じたのは,
娘さんがTV, Youtubeを見るときに, そこまで目的意識を持っていないのではないか?ということです.
目的意識を持って動画コンテンツを見ないこと自体は思春期のお子さんでは自然なことですが,
少し気になるのは, お子さんが動画コンテンツを流すこと(見ることではなく)が習慣になりすぎていないか気になります.
なんとなく時間がないときには動画を流しておく, ということが起きているように思います.
多くのTV番組,Youtubeは視聴率を稼ぐことで, 宣伝広告費を稼ぐために作成されています.
決して視聴者, userの体験のためではありません. あくまで収益のために行われているのです.
そう考えたときに表現が誇張されていたり, 無駄に引き延ばされたりしているので, 娘さんのように, “飛ばして視聴する”という行動になるのは自然なことだと感じます.
もしお子さんの動画試聴時間が長くなければ見当違いの返答で申し訳ないのですが,
娘さんの動画視聴が習慣化しすぎていないかを確認していただければと思います.
少しでも参考になれば幸いです.