2024/4/22 19:02:56
3歳発達遅延の子がいます。療育と保育園に通ってますが、本日保育園で…
3歳発達遅延の子がいます。
療育と保育園に通ってますが、本日保育園でクレヨンを食べたそうです。
口に入れても良いクレヨンですが、2歳過ぎてからおもちゃやシールなど口に入れる頻度はかなり減ったので、びっくりしました。
絵本やおもちゃは口に入れませんし、
家でクレヨンをするときは、口に入れ無いと思います。
たまに、食べちゃいけないものもそーっと入れようとすることがありますが、やはり発達遅延からくるものなのでしょうか?
専門家からの回答
こんにちは。
食べ物ではないものを口に入れようとしたり、鼻・耳などに入れようとするというのは、もっと年が上の子供でもありえることと思います。耳鼻科の救急外来では、小学生でも、ビーズや豆などを耳や鼻に詰めたといって連れられてきますし、鼻くそ・爪などを食べるのも普通に小学生でもあると思います。
知能面や発達に問題があれば、「これは食べてはいけないものだ、食べるとこういう問題が起こりえる」といったことを理解し、言いつけを守るということは難しくなりますので、成人しても色々なものを食べてしまうといったことが起こることもありますが、3歳ということを考えると、「普通の3歳児はそんなことはしない、明らかに発達の遅れによる行動だ」と言いきれるわけではないように思います。
精神科の診断基準によると、食べ物ではないものを、健康を害するほど(腹痛を起こす、腸が詰まる、食べたものの中毒を起こすなど)に食べることが持続する状態を異食症と呼ぶことがあります(他にも診断基準はありますのでそれだけで診断できるわけではありませんが)。精神障害や知的障害のある方では、釘・針・土・石などを食べることもあります。また、鉄分や亜鉛などが不足することで、釘・土・氷などを食べたがることもあるとされており、妊娠した女性が、味覚変化と鉄欠乏から、そういったものを食べたがるといった例もあります。
上記はお話からお伺いした一般論ですが、療育施設でもご相談されてみてもよいかと思いますし、粘膜を傷つける・窒息するといった危険性のあるものを口に入れたがる、以前よりも行動の異変が目立つなどがあれば、小児科や児童精神科などでのご相談もご検討いただければと思います。