2019/5/23 11:33:27
4歳の長男のうんちで困っていて、トイレでうんちをするという習慣がな…
4歳の長男のうんちで困っていて、トイレでうんちをするという習慣がなかなかつきません。長男は便秘体質ということもあり、うんちをするのが週に1、2回。加えて、うんち自体が固く、うんちのためにトイレに連れて行こうとするとうんちが引っ込んでしまいます。なのでうんちを出しやすくするために、便秘体質を改善しようとヤクルトを飲んだり、バナナを食べたり、ヨーグルトを食べたりしていますが、改善に繋がりません。また、お通じを良くするためにお腹のマッサージもしていますが、なかなか改善に繋がりません。
便秘体質を改善し、うんちをトイレでする習慣をつけさせるためにはどうすれば良いでしょうか。
ちなみに、運動は週に1回サッカー、週に2回はお友達と公園に行って滑り台やかけっこをして遊んでいます。
専門家からの回答
毎日の育児お疲れ様でございます。
わたしが務めていた園でも、全く同じようなお子さんがいました。
保護者さんもとても心配していましたが、園ではそんなのどうってことない(失礼な言い方ですが)です!
将来的にはきっとトイレでできるようになります
それより心配なのは【便秘】ですね。改善には、
・食事(野菜類)
・適度な運動
・睡眠
お医者さんにかかってみるのも良いでしょう。
専門家からの回答
はじめまして、小児科医の白井です。
●結論からいうと、一度、便を柔らかくする薬を使うことをおすすめします。
●便の回数が少なくても、便がそこまで固くなかったり、トイレトレーニングが問題なく済んでいたり、血便やひどいいきみがなければ、無理に薬はすすめません。
しかしお子さまの場合、便秘がトイレトレーニングの妨げの一つになっていそうなこと、便が硬いこと、運動や食生活も気をつけても改善がないことなどから、薬物治療をするべきではと考えます。
●さらに言うと、生活習慣だけで排便スタイルを改善するのは、難しいんです。
ヨーグルトや水分、食物繊維… 実はどれをとっても、「便秘を改善する」と医学的にエビデンスが確立された食材はないんです。「人によっては、改善するかもね」ぐらいです。
ほかには、朝食で(主食だけでなく)きちんと副菜もとると、便秘になりにくいなどの報告もありますが、こうした食事のスタイルもやはり、これは絶対便秘に効く、というものは確立していません。
●一方で、便秘薬については一定の効果が証明されています。便秘薬も様々な種類や量があるので、お子さまとの相性もありますが。
便秘薬を使ったからといって、依存性がでる(薬がないと便が出なくなる)ということは証明されていません。つまり、使うなら、おそれずにきちんと使ったほうが良いということです。
酸化マグネシウム(粉)や、ラクツロース(シロップ)などのお薬で、わりと飲みやすいです。こうした薬が効かなくても、漢方を試したら効いたというお子さまも多いです。
トイレトレーニングを焦るよりは、まずは便秘をきちんと治療して改善することが大事です。
少しでもお力になれれば幸いです。