2019/5/23 12:35:57
抱っこから下ろすと子供が泣くため、家事がで傷、生後3ヶ月ころから、…
抱っこから下ろすと子供が泣くため、家事がで傷、生後3ヶ月ころから、おんぶをしてお昼寝をさせるのが習慣になってしまいました。何度か、抱っこ紐で寝かしつけてから、布団に下ろすことを試みたのですが、昼間はすぐに泣いて起きてしまいます。夜も寝るときもうつ伏せで、私に上半身が乗っていないとどうやら寝にくいようなのですが、これもおんぶして寝かせていたせいなのでしょうか?体重も10Kgを超え、腰が辛いのです。抱っこ紐から卒業するにはどうしたら良いでしょうか?
専門家からの回答
はじめまして、小児科医・IMPI妊婦と子どもの睡眠コンサルタントの白井です。
●お母さまためにも、抱っこひもを徐々に卒業したい物ですね。が、結論からいうと、かなり時間をかけて、辛抱強く取組む必要があります。
また、抱っこしない!ということにこだわって、昼寝の時間が少なくなりすぎないように注意する必要があります。
●そもそも昼寝についてですが、少なくとも5歳くらいまでは、脳の発達上、どんなお子さんでも、必ず昼寝は必要です。
不十分な昼寝で疲れがたまると、夜間・早朝覚醒につながります(昼に寝ないほうが、夜寝るだろう…はよくある誤解です)。
●ちなみに寝るときの体勢は、あまり気にしなくて良いです。
いまのお子様の月齢が不明ですが、10kgいくような月齢であれば、うつぶせを始め、睡眠時の体位は、あまり「こうでなくては」とこだわらなくてokです。
ちなみに子どもはなぜか、うつ伏せがみんな好きです。なので、おんぶで寝る癖がついていたから…というわけでもないと思います。
●具体的な改善策としては、
抱っこひも → (お母さまがしんどいと思うので)座って抱っこ → 寝ながらハグ→ 背中トントン → 声かけだけ(子どもの体には触れない)などと、各ステップ、数日ずつぐらいかけて、じっくり段階をすすめていく形になります。
成功のポイントとしては、昼寝前の決まった儀式と、昼寝のタイミングの2つがあります。
昼寝前に、一緒に部屋の電気を消す、絵本を1冊だけ読む、など、毎日できそうな決まった儀式を作ることで、今から寝るんだ、という流れをお子さんに安心して理解してもらいます。
落ち着くミニタオルをもつなど、安心できるアイテムを一緒に選ぶのも効果的です。
昼寝を促すタイミングも重要です。一見ご機嫌に遊んでるように見えても、脳は疲れている、というのは子どもでよくあります。
1歳近いお子さんでも、覚醒から3時間半くらいたつと、脳はかなり疲れて、昼寝を必要とします
疲れすぎると寝付きが悪くなるので、「少し反応が鈍いな」など、疲れすぎる一歩手前のサインにお母さんが気づいて、その時点で昼寝の準備に入ることが大事で。
●お昼寝は、夜の睡眠よりも、改善が難しい場合が多いです。改善にこだわりすぎて、昼寝ができないで疲れさせてしまうと、夜の睡眠にも悪影響です。
(目安ですが)30分くらい粘っても寝てくれない、ギャン泣きがひどくなったら、抱っこでもおんぶでも、昼寝の時間を確保を優先したほうが良いです。
●ここに書けるのは、睡眠の基礎のほんの一部です。
書籍も様々ありますが、きちんと科学に基づいた情報は、私と同じくIMPI睡眠コンサルタントである、愛波さんの情報を参考にしてください。
https://books.rakuten.co.jp/rb/15444749/
少しでもお力になれれば幸いです。