2019/6/11 23:15:44
生後5ヶ月の娘が生後間も無くからずっと寝かしつけや夜間の授乳も添い…
生後5ヶ月の娘が生後間も無くからずっと寝かしつけや夜間の授乳も添い乳をしていたため乳首ごおしゃぶりみたいになってしまい生まれてからずっと1時間半ほどで起きてしまいます。起きてすぐおっぱいをあげずに様子を見たり起き上がって授乳して置いてとやってもすぐ起きてしまったりかなりしんどいです。
泣かせるネントレ というのをやってみたいのですが専門家の方からして泣かせるネントレ はどうなのでしょうか。またどのようにいつ頃から行えばよいでしょうか
専門家からの回答
はじめまして、小児科医・IMPI妊婦と子どもの睡眠コンサルタントの白井です。
●睡眠に関する本はいろいろあり、泣かせるトレーニングでうまくいった!という人もいます。
が、科学的根拠に基づいた視点からいえば、いきなり特別なトレーニングさせるのではなく、睡眠環境や日中の過ごし方など、基本的なことを整えていけば改善する場合も多いので、そちらをおすすめしています。これは生後すぐから、整えていけることばかりです。
このようにして、科学的に正しく整えていけば、(途中でどうしても泣くことはあっても)それだけで発達や愛着に問題が生じたという報告はありません。
(ただやみくもに、泣かせるトレーニングについては、子どもにどんな影響があるかは未知数です。医学的に絶対こうなる、という調査や報告はありません。)
●まずそもそも、本当に起きてしまっているのか、というところがあります。
というのも、一見すると目を開けて手足を動かしているように見えても、実は脳は睡眠している、ということは、赤ちゃんによくあることです。ギャン泣きしていても、起きてるというよりは、寝ぼけてるだけの時もあるのです。
そういう時は、様子を見ているとまた自然と寝つくこともあらます。物理的・精神的に余裕のあるときは、5分程度、泣いて起きたように見えても、そのまま様子をみることを試しても良いです。
●夜寝る環境としては、温度・湿度・遮光をみなおします。思ったより子どもは、寝るときヒンヤリしているほうが寝やすいようです(海外の推奨だと20度前後です)。部屋の温度を2-3度下げただけで寝付きが良くなった、というケースもあります。
お母さんも夜寝るぞ、という前は、日中以上に頻回に授乳すると、次に起きるまでの時間をかせげることもあります。
夜間の授乳については、まだ生後5ヶ月、いきなりトレーニングのせいで回数が減ると、発達・成長に影響が出る可能性が否定できません。
完全に寝落ちするまで授乳、というのを少しずつやめていきます。口にオッパイをくわえていても、もう吸って・飲んでないな、と思ったら、すぐパッとオッパイを離す。また泣いたらくわえさせるが、またすぐ離す、の繰り返しを徹底します。
●日中の過ごし方としては、脳が疲れすぎないように、積極的に休ませる・寝かせることが大事です。
生後5ヶ月であれば、1時間ちょっとすると、脳は疲れて睡眠を必要とします。疲れすぎてから寝かしつけても、
質の浅い睡眠になってしまい、すぐ覚醒する原因になります。
一度起きたら1時間くらいたったところで、積極的に寝かしつけてください。そうすることで、日中は(3-4回に分けて)計4-5時間くらい睡眠をとるのが理想です。
●ここに書けるのは、睡眠の基礎のほんの一部です。
書籍も様々ありますが、きちんと科学に基づいた情報は、私と同じくIMPI睡眠コンサルタントである、愛波さんの情報を参考にしてください。
https://books.rakuten.co.jp/rb/15444749/
少しでもお力になれれば幸いです。