2019/6/13 00:01:19
生後5ヶ月の女の子を育てています。新生児の頃から添い乳で寝かしつけ…
生後5ヶ月の女の子を育てています。
新生児の頃から添い乳で寝かしつけをしているのですが、そろそろ添い乳ではない寝かしつけを成功させたいです。
寝かしつけの前には部屋を薄暗くして、授乳して寝たらベッドに置くのですが、しばらくすると起きてしまいます。
しばらくトントンしたりするのですが効果なひ…
仕方なく添い乳してしまいます。
このままクセになってしまって、保育園などに預けた時など、お昼寝できなかったらどうしようという心配があります…
どんな工夫をしたらうまくいくでしょうか…?
専門家からの回答
はじめまして、小児科医・IMPI妊婦と子どもの睡眠コンサルタントの白井です。
●まずそもそも、本当に起きてしまっているのか、というところがあります。
というのも、一見すると目を開けて手足を動かしているように見えても、実は脳は睡眠している、ということは、赤ちゃんによくあることです。ギャン泣きしていても、起きてるというよりは、寝ぼけてるだけの時もあるのです。
そういう時は、様子を見ているとまた自然と寝つくこともあらます。物理的・精神的に余裕のあるときは、5分程度、泣いて起きたように見えても、そのまま様子をみることを試しても良いです。
●夜寝る環境としては、温度・湿度・遮光(薄暗く、ではなく、完全に真っ暗、のほうが良いです)をみなおします。思ったより子どもは、寝るときヒンヤリしているほうが寝やすいようです(海外の推奨だと20度前後です)。部屋の温度を2-3度下げただけで寝付きが良くなった、というケースもあります。
お母さんも夜寝るぞ、という前は、日中以上に頻回に授乳すると、次に起きるまでの時間をかせげることもあります。
夜間の授乳については、まだ生後5ヶ月、いきなりトレーニングのせいで回数が減ると、発達・成長に影響が出る可能性が否定できません。
完全に寝落ちするまで授乳、というのを少しずつやめていきます。口にオッパイをくわえていても、もう吸って・飲んでないな、と思ったら、すぐパッとオッパイを離す。また泣いたらくわえさせるが、またすぐ離す、の繰り返しを徹底します。
また、添い乳からいきなり「横にママがいるだけで寝る」のは厳しいです。
抱っこゆらゆら → ゆらゆらなし抱っこ・寝ながらハグ→ 背中トントン → 声かけだけ(子どもの体には触れない)などと、各ステップ、数日ずつぐらいかけて、じっくり段階をすすめていく形になります。
●昼寝の質や量が不十分だと、夜間覚醒につながります(昼寝させないほうが、夜寝るだろう…はよくある誤解です)。
疲れすぎると、昼寝の質も悪くなります。生後5ヶ月なら、覚醒して1時間半くらいたつと、脳は疲れて昼寝が必要です。
夜寝てほしい、と思うなら、より積極的に、昼寝もさせる必要があります。
一度起きたら1時間くらいたったところで、積極的に寝かしつけてください。そうすることで、日中は(3-4回に分けて)計4-5時間くらい睡眠をとるのが理想です。
●なお今後預けたときに心配…とのことですが、今後少しずつ、人見知りや場所見知りがでてくる時期。
家では添い乳などなくすんなり寝るお子さんでも、預けたら泣きまくって全然寝られなかった、という場合もたくさんあります。
まだ生後5ヶ月なので、上記のように、1日2回くらいどこかで、完全に寝落ちするまで授乳、という状態をやめていければ十分かと思います。
●ここに書けるのは、睡眠の基礎のほんの一部です。
書籍も様々ありますが、きちんと科学に基づいた情報は、私と同じくIMPI睡眠コンサルタントである、愛波さんの情報を参考にしてください。
https://books.rakuten.co.jp/rb/15444749/
少しでもお力になれれば幸いです。