2019/6/13 13:43:54
5歳の息子はゲームの勝ち負けに非常にこだわる為、ゲームに負けるとも…
5歳の息子はゲームの勝ち負けに非常にこだわる為、ゲームに負けるともの毎回すごい癇癪を起こします。家族3人でゲームしていて、2位で終わればまだいいのですが最下位になると毎回おもちゃをばらまいて、物に当たったり、父親のことをたたいて大泣きします。
「ただのゲームだから、負けても良いんだよ。」
「勝ったり負けたりするから、ゲームは楽しいんだよ。」
「パパやママに手加減してもらって、ずるして勝ってもつまらないでしょ」
と冷静に話すのですが、かれこれ1年近くこの状態が続いているので、正直うんざりしています。
本人も後で反省するのですが、どうしても繰り返してしまうようです。
息子は幼稚園では、勝ち負けのあるゲームには極力参加しないようにしているようです。
これからも冷静に都度話をしていくしか方法はないのでしょうか?
もっと効果的な解決方法があれば教えて欲しいです。
専門家からの回答
はじめまして 西と申します。
職業は保育士をしております。
息子さんの勝ち負けへのこだわりに困っておられるのですね。お話を聞いていると、息子さんが怒ったり泣いたりするのに対して、とても冷静、息子さんにもわかりやすい言葉で、丁寧に伝えておられますね。私も真似したいくらいです。しかし、1年もその状態が続くとなると、まいってしまうのもよくわかります。
勝ち負けへの悔しさを表す方法は人それぞれです。しくしく泣く子もいれば、その場を離れて拗ねる子、息子さんのように素直に気持ちをぶつける子、さまざまです。どのタイプの子も、気持ちのコントロールができるようになるにつれて、大人のように他人から見ると悔しさや悲しさが見えにくくなってきます。
けれど、子どもにとってこれは結構大変なことです。もう一年も経つのに…と思われるでしょうが、息子さんはもう少し時間がかかるのだと思います。
余談ですが、私が担任していた子に鬼ごっこが大好きな4歳の男の子がいます。けれど自分がタッチされ鬼になると、一気に感情が爆発。続行不可能なほど毎回怒るのです。鬼ごっこのルールはわかっていても、タッチされたことが悔しくてたまらなかったんですね。その子がタッチされても怒らず、グッとこらえて、笑顔のまま鬼ごっこができるようになるまで、ほぼ一年かかりました。その他のゲームでの悔しさをこらえるまではもう少し続きます。
でも、一度も鬼ごっこをやりたくないとは言わない、根気のある子でした。一生懸命頑張るパワーのたくさんあるとっても魅力的な子でした。
中には「負けたくないから初めから勝ち負けのつく物はやらない」という子もいます。個人的な思いですが、それは少しもったいないように思います。
勝ち負けで思いっきり悔しい思いをできるのも、悔しい!と叫ぶことができる経験も、子どもにとってはとても大切なことです。特にご両親の前でなら思いっきり甘えられるので、息子さんも安心して繰り返し勝ち負けのあるゲームに挑戦できるのでしょうね。丁寧なかかわりのおかげだと思います。
ご両親を助けるアドバイスになっておらず申し訳ないのですが、子どものうちから勝ち負けにこだわることは、大人になってからも悔しさをバネにして立ち上がる力につながります。引き続き、冷静に伝えていってあげてください。