2019/6/14 02:08:46
はじめまして。現在1歳1ヶ月の男の子を育てています。今回は、息子の…
はじめまして。
現在1歳1ヶ月の男の子を育てています。
今回は、息子の歯についてお尋ねします。
自分のごはんを食べながら息子のごはんもあげていました。
いつもは食べ物やスプーンを分けて、自分が口を付けたものは息子にあげないようにしていました。
ところが、ぼんやりしていた時に、自分の使っていたスプーンで息子に食べ物を与えてしまいました。
私は虫歯をしやすい方だと思っているので、その口の菌がうつらないように気をつけてはいたのですが…
毎回ごはんの後は歯磨きをさせていますが、歯磨きを嫌がることと、まだ小さいため歯磨き粉も使えないので、虫歯ができないか心配です。
この場合、どうしたらよいでしょうか?
専門家からの回答
はじめまして、小児科医の白井です。
●虫歯の菌(ミュータンス菌)は、それ単独だけではすぐに虫歯を作るものではありません。
ミュータンス菌のエサになるような糖分が口の中にあり、それが長時間・長期間つづくことで、じわじわと虫歯が形成されていくイメージです。
なので、1回口うつしをしたから、ミュータンス菌がお子さまの口の中ですぐに悪さをする、というものではありません。
●なので、仮にお子さまにミュータンス菌がうつっているとしても、心がけることは普段と変わりません。
とにかく口の中に食べ物がある時間を最低限にすることです。これは、ミュータンス菌がエサにありつける時間を与えないことに加えて、食事の間で行われて歯を強くしてくれる再石灰化を促すためです。
食事やお菓子は時間を決めて食べる、できれば毎回きちんとブラッシングします。
引き続き、スプーンなど口に入れる食器の共用をさけるのも大切です。
まだ授乳されている場合は、哺乳瓶の使用はやめていってください。哺乳瓶を使うと、前歯の裏が虫歯になりやすくなります。
※母乳でお母さんのオッパイから直接授乳している場合は、むりやりやめる必要はありません。純粋に母乳だけでは虫歯になりません。(しかし食べ残しがあると、母乳の中の糖分と一緒に、ミュータンス菌のエサになるので、虫歯のリスクになります。やはり寝る前のブラッシングが非常に大切です。)
少しでもお力になれれば幸いです。