2019/6/19 22:07:06
子どもの寝かしつけに悩んでいます。寝室に連れて行くにも、嫌だ。まだ…
子どもの寝かしつけに悩んでいます。寝室に連れて行くにも、嫌だ。まだ遊びたい!お布団に入ってからも、あっちに行きたい!の泣き叫び。毎日毎日やってくる寝かしつけに疲れてしまいます。どうしたら、素直に寝てくれるでしょうか。
子どもの寝かしつけに悩んでいます。寝室に連れて行くにも、嫌だ。まだ遊びたい!お布団に入ってからも、あっちに行きたい!の泣き叫び。毎日毎日やってくる寝かしつけに疲れてしまいます。どうしたら、素直に寝てくれるでしょうか。
専門家からの回答
はじめまして、小児科医・IMPI妊婦と子どもの睡眠コンサルタントの白井です。
●自我の芽生えが著しい時期、ある程度の拒否は仕方ないですが、できる限りの対応策を考えます。
●まずは、子どもは寝ないといけない理由に納得できないと、行動できません。
たくさん寝たら、明日もたくさん遊べる。
時計を指さしながら、おもちゃさんももうおやすみなさいの時間、○○ちゃんもおやすみなさいの時間だね。
○○ちゃんが寝ないで疲れちゃったら、ママ心配。
などなど。
お子さんのキャラクターにもよるので、短く簡潔に、お母さまが思われる理由で良いので伝えてください。
また、こうした概念的な要素は、子どもは何十回と言わないと分かってくれないと思ってください。毎日繰り返し、根気よく、一貫したメッセージを伝えます。
●風呂→歯磨き→絵本を1冊だけ読む→一緒に部屋の電気を消す→ハグ、など、毎日できそうな決まった儀式を作ることで、今から寝るんだ、という流れをお子さんに安心して理解してもらいます。
こうした流れをかいた簡単なイラストを一緒にたどりながら、夜の仕度をすすめていく、視覚化が効果のあるお子さんもいます。
落ち着くミニタオルをもつなど、安心できるアイテムを一緒に選ぶのも効果的です。
日中も寝室で穏やかに遊ぶ時間を作るなど、寝室が怖いというイメージをなくすのも良いです。
●単純に、寝付きを良くするための生活習慣や就寝環境をととのえるのも大事です。
午前中の日光を浴びる散歩と運動や、昼寝も大事です。
昼寝の質や量が不十分だと、寝付きの悪さなどにつながります(昼寝させないほうが、夜寝るだろう…はよくある誤解です)。
2歳くらいでもなら、覚醒して6時間くらいたつと、脳は疲れて昼寝が必要です。昼寝も、疲れすぎない段階で寝かしつけること、また個人差はありますが、昼寝も2時間くらい取るのが理想です。
昼寝から起きて夜寝る前までの時間が長すぎると、それで疲れて逆にハイになってしまい、寝付きが悪くなります。
●最後に、お母さんの心理状態は、実はかなりお子さんの睡眠状態に影響します。お母さんのイライラは必ずお子さんに伝わります。
といっても、イライラしないのはムリだし、その気持ちは我慢しなくて良いです。「〇〇ちゃんが寝てくれなくて、しんどいなー!」とか、正直に言っちゃってもいいです。子供にとっては、なんでイライラしてないのか、分からないほうが不安なので。
ただその後に必ず、「でも、ママは〇〇ちゃんのママだよ。どんな○○ちゃんでも大好きなんだよ。」って伝えてください。イライラしてとてもそんなことが言えないってときは、ギューするだけで十分です。
最初はむりやりだと思っても、大げさだと思っても、こうしたメッセージを子どもに毎日わかりやすく伝えることは、子どもに安心感を与え、(睡眠に限らず)日常生活を円滑にすすめるのに役立ちます。
●色々書きましたが、いきなり生活習慣やリズムを変えるのは親子ともどもチャレンジングなことなので、少しずつ取り入れていけば大丈夫です。
●ここに書けるのは、睡眠の基礎のほんの一部です。
書籍も様々ありますが、きちんと科学に基づいた情報は、私と同じくIMPI睡眠コンサルタントである、愛波さんの情報を参考にしてください。
https://books.rakuten.co.jp/rb/15444749/
少しでもお力になれれば幸いです。