2019/6/20 00:52:06
現在、生後4ヶ月の子供がいます。頭の形が円盤のようになっており、頭…
現在、生後4ヶ月の子供がいます。頭の形が円盤のようになっており、頭の後ろ側にふくらみがなくぺちゃんこな状態です。いつも右側ばかり向く癖があるので左側になるよう私が手で向きを変えているのですが、またすぐ右側に戻ってしまいます。とりあえず様子を見るしかないのでしょうか。
現在、生後4ヶ月の子供がいます。頭の形が円盤のようになっており、頭の後ろ側にふくらみがなくぺちゃんこな状態です。いつも右側ばかり向く癖があるので左側になるよう私が手で向きを変えているのですが、またすぐ右側に戻ってしまいます。とりあえず様子を見るしかないのでしょうか。
専門家からの回答
はじめまして、小児科医・IMPI妊婦と子どもの睡眠コンサルタントの白井です。
●頭の形で多いのは、頭位性斜頭、つまり単純に向き癖のせいで形がゆがんでいる、というものです。
4ヶ月だとそろそろ寝返りなどもして、そうすると改善してくることもあるのですが、
あまりに左右非対称の場合は、頭の形外来などを受診の上、ヘルメットでの治療を検討することがあります
(国立成育医療センターや、東京女子医科大学などで外来があります。)
ゆがみがひどいと、脳の発達や歯の縫合などにも影響するからです。
●治療するか否かは、ゆがみの具合や、発達が正常かを総合的に判断する必要があります。また頭蓋骨縫合早期癒合症などの疾患がないかも確認しなければいけません。
なので、最終的には上記のような専門外来にかかって、その医師の判断をあおぐしかありません。
●いつ治療するかも、ケースバイケースです。が、早くて生後3ヶ月頃から(首がすわりはじめる)できます。
1歳半になると、大泉門といって頭の骨の隙間が完全に閉じるので、治療の効果は望めなくなります。
その頃までに治療の効果を得るためには、遅くとも6−7ヶ月健診の頃には、紹介状を書いてもらって受診するのがタイムリミットでしょう。
●ちなみに市販のドーナツ枕については、それを使ったから頭の形が治った、という医学的な根拠のあるものはありません。
安全な睡眠環境という点からは、そもそも枕そのものを使わないのがベストです。枕以外にも、これをしたから良くなった、などと根拠のある方法はありません。
少しでもお力になれれば幸いです。