2019/6/24 20:24:45
おしゃぶりは子どもに良くないと聞きました。おしゃぶり離れをさせたいです。
こどもの歯が出っ歯になってきている気がします。うちの子は小さいとき、おしゃぶりを与えてしまった影響で2歳になった今でも、おしゃぶりをしています。おしゃぶりは良くないと聞き、昼間はさせないようにして、出先でもさせてません。しかし、夜眠くなるとどうしても欲しがり、つい与えてしまいます。おしゃぶり離れはどのようにしたらいいでしょうか。
こどもの歯が出っ歯になってきている気がします。うちの子は小さいとき、おしゃぶりを与えてしまった影響で2歳になった今でも、おしゃぶりをしています。おしゃぶりは良くないと聞き、昼間はさせないようにして、出先でもさせてません。しかし、夜眠くなるとどうしても欲しがり、つい与えてしまいます。おしゃぶり離れはどのようにしたらいいでしょうか。
専門家からの回答
はじめまして、小児科医の白井です。
●IMPI/IPHI睡眠コンサルタントとして(できるだけ科学的根拠に基づいた睡眠情報を提供するアメリカの民間資格です)、米国小児科学会の推奨や、その他医学的根拠をもとに、以下にお答えします。
●生後6ヶ月以後は、一般的にウイルス感染症(かぜ)をひきやすくなることもあり、そこにおしゃぶりを使っていると、さらに中耳炎のリスクも高める可能性があります。
よって、徐々にやめていくタイミングは生後6ヶ月以後、とされています。
なお歯並び的には、主に4歳以後のおしゃぶりの使用が影響してくるので、今の出っ歯がおしゃぶりだけのせいかと言われると、そうでもないかもしれません。
●お子さまにとって、寝るときに落ち着ける行為やものがある、というのは、質の良い睡眠にとって良い事です。
おしゃぶりの他に、安心できるモノや行為を探します。
小さめのタオルやぬいぐるみなどを、寝付くときに持って落ち着くグッズとして使うのは悪くないです。
ものすごいオススメできるわけではないですが、指シャブリも歯並びの視点からは4歳までは許容できるので、指シャブリをしながら眠りにつく…でも、今のところは良いかなと思います。
あらかじめ、親御さんがおしゃぶりの先端を切ってしまい、壊れたおしゃぶりを見せて、ごめんね、壊れちゃったからもう使えない、といって、一気にやめさせる方法もありますが…
お子様のキャラクターや、お母様のお考え次第で、納得される方法を選ばれてください。
(壊したおしゃぶりは、事故につながるので絶対に与えないでください。)
●どんな方法でも、必ずお子様に説明したり、話し合って決めることをおすすめします。
なお2歳でどこまでわかるのかな、と思われるかもしれませんが、子どもは意外と多くを理解します。
短く、かつ何度もわかりやすく伝えればかならず伝わります。逆に、理由がわからなかったり、納得しなかったりすると、行動に移せないのが子どもなので、ズルズル引きずってしまいがちです。
おしゃぶりは〇〇くんの耳が痛くなるからママ心配、だからおしゃぶりは、あと○日で辞めよう。そのかわり、このぬいぐるみをもって寝ていいよ。
おしゃぶり壊れちゃったの、見て〜これじゃ使えないね…でも、〇〇くんの歯が大きくて立派になったからかな、すごいね!おしゃぶりさんに、ありがとう・バイバイしよう。そのかわり…
などなど。
少しずつで良いので、徐々にやめていけたらよいと思います。(育児のどんな場面でもそうですが)親御さんが感情的にならず、一貫して冷静な態度を取り続けることで、お子さんは混乱せずに、次のステップにすすめます。
少しでもお力になれれば幸いです。