2019/6/25 08:03:24
4歳の娘がおりますが、赤ちゃんのときから指しゃぶりをしており、それ…
4歳の娘がおりますが、赤ちゃんのときから指しゃぶりをしており、それが未だに治りません。私は母乳とミルクの混合でしたが、どちらかというとミルクで与えていた方が長かったので、そのせいで泣いても決まった時間しかミルクを与えられず、口寂しさから指をしゃぶるようになったのだと思います。
指をしゃぶっていて落ち着くのであれば、しゃぶらせてあげたいのですが、そのせいで指にはタコができているし、爪も変形してしまっていて、歯並びも指摘されるほど悪くなっているので、できることなら本人のストレスなくやめさせてあげたいなと思っています。こちらも指をしゃぶっているときを見かけたら注意はしているのですが、気がつくとまたしゃぶっています。何かやめさせる良い方法はないでしょうか。
専門家からの回答
はじめまして、小児科医の白井です。
●たしかに歯並びなどの観点からは、4歳をさかいに徐々にやめられたらベストです。が、おそらくお子さんにとって指しゃぶりが落ち着く行為である以上、なかなかすぐには難しいですし、その行為をとりあげることが本当にお子さんにとってプラスになるかは疑問です。
なお医学的には、これをやったら絶対やめられるとか、逆にやめなかったから必ず運動・精神発達に影響があるとか、そういうことはもちろん証明されたものはありません。
●どんな年齢のお子さまでも、自分の気持ちを自分でなだめられる手段を持っていることは、とても大切です。
子どもでも大人でも、何か原因はわからない。でもなんだか落ち着かない。気分が優れない。こういう瞬間はたくさんあります。
そのときに、とにかくこれをすれば何か落ち着く。
4歳のといえど、まだまだ自我や衝動性と毎日戦っており、脳みそも体もフル稼働している時期です。こうしたセルフマネジメントができることは、非常に大事です。
今のお子さんにとってまさにその行為が指しゃぶりなのでしょう。
●どうしてもお母様がやめさせたいといっても、いきなり「やってはダメ」といっても納得できないのは当然です。理由や、納得しないと行動にうつせません。
鬼が来るよとかファンタジーな理由が効果的なお子さんもいれば、
「指にバイキンがついたら(or 歯がガタガタになって痛くなったら)、ママとても心配だからやめてほしい。」など、現実的に、しかもママがどう思うか、ということを伝えたほうが良いお子さんもいます。
そして理想は、指しゃぶり以外にする行為を一緒に探してあげることです。お気に入りの小さいタオルやマスコットを持つなど。
このあたりはお子さまのキャラクターにもよるので、お母様が納得された方法でトライしてみてください。
●周りからすでに言われているかもしれませんが、無理やりやめさせなかった・どうやってもやめなかったというお子さんでも、大人になってまでずっと指しゃぶりしていたという人はいないわけです(爪噛みなど、大人になっても人それぞれ癖もありますし・・・)。
お母様のストレスはかならずお子さまにも伝わるので、無理ない範囲でほどほどに試してみてはどうでしょうか。
少しでもお力になれれば幸いです。