2019/7/4 07:47:03

2歳になる息子についてです。息子は、自分の思い通りにならないと、す…

リズム
リズム / 39歳 / 女性 / 主婦・主夫 / 既婚 /

2歳になる息子についてです。
息子は、自分の思い通りにならないと、すぐに癇癪を起こして手に負えないぐらいになります。
これは何かの発達障害とかなのでしょうか?

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    専門家からの回答

  1. 仮登録名 白井沙良子 2019-07-04 08:18:52
    • 医師(小児科)
    • ●日本小児科学会専門医
    • ●IPHI 妊婦と子どもの睡眠コンサルタント

    はじめまして、小児科医の白井です。

    ●実際にお子様の様子を拝見したわけでもなく、今までの運動・精神発達についても詳細がわかりかねるので、あくまで一般論として受け止めてください。

    ●まず一般的に、2歳とは「自分中心に世界が動いている」と社会を認識しており、衝動性や攻撃性などをコントロールする脳の前頭葉も発達しておらず、癇癪を起こすのが当たり前です。(癇癪を起こさないほうが、逆に発達が心配な場合もあります。癇癪は、発達の過程で必要な反応です。)

    お子様がどのくらい、手のつけられない癇癪かはわかりませんが、癇癪の激しさで発達障害かどうか、病気を疑うか…といった材料にはならないと認識してください。

    ●そもそも、自閉症やADHDのような発達障害の診断は、(年齢や性別に限らず)かなり難しいものです。

    ネットには診断基準やチェックリストなどがありますが、それが当てはまるからといって、診断はできません。診察室でのお子さんの振る舞い、学校や家での様子の違い、家族背景、そのほか諸々を総合的に判断します。

    もっといえば、絶対に自閉症・ADHDだ!と断定的に診断できるお子さんよりも、「なんとなく、自閉症のような性質・気質・特徴をもってる子」というように、グレーゾーンに入る場合がほとんどです。

    3歳児健診くらいになると、特別な介入が必要な発達障害の傾向が明らかになってくる場合も多いですが、一概には言えません。

    ●なので、仮になんらかの発達障害が疑われた場合でも、一番大事なのは「診断すること」ではありません(診断はつかないグレーゾーンが多いので、現実的に不可能な場合が多いのです)。

    重要なのは「お子さんの特徴・キャラクターを把握すること」です。
    これは、発達障害がある・なしにかかわらず大切なことですが、特に発達障害のお子さん(=際立った特性・キャラクターをお持ちのお子さん)は、一般的な関わり方だと伝わりにくいことが多いので、どのように伝えるべきか・関わるべきかを、お子さんの特徴にあわせて考える必要があります(これがいわゆる療育や発達支援センターなどで取り組んでいることです。治療ではありません。)。

    聴覚よりも視覚からの情報が入りやすい。一つ一つの行動処理には問題はないが、マルチタスクや、過去の経験を活かして対応するような場面になるととたんに処理が難しくなる。など。
    診察はもちろん、発達や知能検査で、こうしたキャラクターを把握することができます。

    これが大切な理由は、「お子さんのキャラクターにあわせた関わり方を、周りの人がすること、そういう環境を整えてあげること」が、お子さんにとって重要だからです。
    とくに発達障害があるお子さんは、その行動から、他人から叱られる場面が多く、本人も周りも気づかないうちに、自尊心が傷つき、二次障害(うつ状態や、さらなる問題行動など)を引き起こしやすいからです。

    ●一歳半健診など、いままでに特に運動・精神発達などについて指摘されたことがないのであれば、現時点では経過を見るしかありません。
    3歳児健診で必要があれば、紹介受診や、観察の指示などがされますので、それを参考にされてください。もちろん、今までしていたことができなくなる(単語が話せていたのに話せなくなる、歩けていたのに歩けなくなる)など、発達の退行が見られる場合は、医療機関を受診してください。

    少しでもお力になれれば幸いです。

ご自身の責任のもと適法性・有用性を考慮して、ご参考にしていただくようお願いいたします。

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