2019/7/4 15:19:50
初めての子供の子育てをしています。生後4ヶ月となり、最近寝返りが上…
初めての子供の子育てをしています。生後4ヶ月となり、最近寝返りが上手になってきたのですが、うつ伏せで寝ることが増えました。うつ伏せのほうが、よく眠れるようで、仰向けに戻しても、すぐうつ伏せになってしまいます。うつ伏せは、SIDSのリスクを高めると聞くので心配なのですが、夜も、同じ状況なので、ずっと見ておこうと思っても、難しいです。うつ伏せ寝でも、顔は横を向けて息はしていますし、クッション等も置かないようにし、窒息しないような環境は整えているつもりです。うつ伏せで息はしていても、うつ伏せになること自体がリスクがあるのでしょうか。よろしくお願いいたします。
専門家からの回答
はじめまして、小児科医・IMPI妊婦と子どもの睡眠コンサルタントの白井です。
●たしかに、うつ伏せは乳幼児突然死症候群(SIDS)のリスクの一つです。避けられればベストですが、100%避けることは難しいです。
そもそも、うつ伏せがSIDSのリスクと言われる理由(研究の根拠)は、SIDSで亡くなった赤ちゃんをあとから振り返ると、発見されたときの姿勢がうつ伏せが多かった、というものです。
また、うつ伏せによって熱がこもりやすく、それが異常な高体温をひきおこしてSIDSの一因になるのではとも言われています。
たしかに、うつ伏せ寝をやめよう、というキャンペーンをしてから、SIDSは減りました。ただし、それがうつ伏せ寝をやめただけの影響とは断言できません。
SIDSのリスクは他にも様々ありますし(喫煙など)、もともとの赤ちゃんの疾患(遺伝子の変異など)も隠れているのではないかと言われています。
●しっかり首が座って、うつ伏せでも首をしっかり上げたり動かしたりでき、寝返りもできるような場合は、うつ伏せで寝ることは、ある程度許容するしかありません。
夜中じゅう見張ったり、寝返るたびに戻すわけにはいきませんので。
そのかわり、うつ伏せ寝しても仕方ない、そのかわり、他の睡眠環境を安全に整えてあげることを意識します。
すでに気をつけていただいていますが、ベビーベッドに毛布やおもちゃなどが入っていないか。部屋の温度が高すぎないか。家族の禁煙。大人の寝具で寝かせない、などなど。
うつ伏せ寝以外でSIDSのリスクになるような因子を、少しでも排除するよう心がける、ということです。
少しでもお力になれれば幸いです。