2019/7/5 09:47:13
現在小学一年生の娘がいて、今年の8月に第二子出産予定です。娘は普段…
現在小学一年生の娘がいて、今年の8月に第二子出産予定です。
娘は普段から優しくしっかりしたところがあるのですが、小学校に入ってやはり環境の変化が大きいのか、朝なかなか起きれない、着替えに時間がかかる、帰ってからも翌日の準備や宿題を後回しにしては夜「疲れた」「手伝って」と、一人で出来そうな事も何かとグズグズしており、こちらも大きなお腹を抱えているのでついイライラしてしまいます。
保育園にいた頃はこんなことは無く、今より色々出来ていたように思います。
これは、環境の変化に加え、赤ちゃんが生まれてくる事で少なからず赤ちゃん返りしているということでしょうか?
いざ生まれれば娘の性格上、きっとお姉ちゃんとして世話を焼いてくれるだろうと思っているのですが、生まれるまでの残り約一ヶ月がこちらの精神的にもキツイ所があります。
小学生になったのだからと、朝や翌日の準備をうるさく言いながら一人でやらせるより、いっそ全て手伝ってあげた方が良いのだろうか?それはそれでこの先もずっとそれが当たり前になって自分でやらなくなってしまうのではないかと悩んでおります。
この状態の娘に、どう接するのがお互いの精神衛生上良いのか教えていただければと思います。
専門家からの回答
ちむどんさん、こんにちは。
臨床発達心理士の春野瞳子です。
もうすぐご出産なんですね。おめでとうございます。
長女さんもご入学おめでとうございます。
嬉しいことが立て続けですね。
でもそれだからこその大変さもあり、毎日頑張っているご様子、本当に偉いなあと思います。
娘さんも毎日疲れて帰ってくるというのは事実です。保育園時代とは全く違うスケールと時程に慣れるだけでも精一杯なのに、学校というところは何かというと行事がありますからね。それが子どもたちをグンと成長させるのですが、エネルギーを使うんですよ。そこをわかったうえで、娘さんの気持ちに寄り添い、でも自立をめざして一人でできるようにさせる言葉がけを考えていきましょう。
そんな言葉あるの?って思うでしょう。あるんですよ、それが。
学校から帰ってきたら明るく「おかえり~」と言って迎えましょう。
すぐに「宿題は?」と聞きたいのを我慢して、「今日も一日頑張ったんだね。お疲れ様」と声をかけ、ぎゅっとハグしたら「ランドセルおいて手を洗っておいで。おやつあるよ」で一緒に食べる。(お母さんと一緒にいることが大事なので、量は少しだけで牛乳とクッキー2枚程度でよい)食べる前に「10分経ったら宿題しようね」と声をかけ、あれこれ御学校の事を話してくれたら聞くし、話してくれなかったらお母さんの一日を話す。
「あ~、楽しかった。〇〇ちゃんと一緒にお母さんもゆっくりできたわ~。ありがとう。じゃ30分で宿題終わらしてしまおうか。その間お母さん晩御飯の用意するわ」
感じをしたり本読みを聞いたり、できれば目の届くところで宿題を一人でさせるといいと思います。途中途中で「頑張ってるね」「さすがおねんちゃんだね」とありとあらゆることを褒めます。
できたらこれまた大げさに褒め、「明日はおなかの赤ちゃんに本読み聞かせてあげてね」と明日につながる声掛けをします。
準備は、うるさく言いながら一人でやらせるのではなく、まずは一緒にやってみる。できたら褒める。次の日は「見てるからやってごらん」手を出さずにちゃんと見ていて出来たら褒める。その次の日は「多分昨日より早くできると思うよ。楽しみだなあ。よ~いどん!」と言ってできたら褒める。そのまた次の日は「途中まで見てるからひとりでやってごらん」またまた次の日は「もう一人でできるね。できたらお父さんに報告しようっと。さすがお姉ちゃんなんだよって」と言って、できたら褒める。おなかの赤ちゃんにもお姉ちゃんの事を褒める。
子育ての極意は3つ
「褒める認める感謝する」です。
ほらね、一週間でできるようになります。赤ちゃんがまだ生まれていない今がチャンスです。
産まれてからも時にはお姉ちゃんぶってお手伝いもしてくれますが、やはり赤ちゃんにばかり愛情が行ってるのを目の当たりにすると、ワガママも出てきます。それが当たり前なんです。
だから赤ちゃんが産まれたら、まずは上の子の欲求を満たすことを考えてください。赤ちゃんは自分の生存がかかっているので、泣いて要求してきますから、それでいいのです。上の子供さんに我慢させすぎないようにしてくださいね。
赤ちゃんの世話をしながら、「あなたもこうやってみんなに可愛がられて大きくなってきたんだよ。だからこんなにしっかりしたかわいいお姉ちゃんになってるんだよ」と話してあげてくださいね。
私の友人は、お姉ちゃんが妹のおむつ交換をしたいと言った時には、少しくらい緩くてもよれてても、絶対にお姉ちゃんの前ではやり直ししなかったそうです。「ありがとう。助かるわ。赤ちゃんも喜んでるよ」と声をかけていたとか。
参考にしていたければれば幸いです。