2019/7/6 00:18:29

2歳11ヶ月の男の子を育てています。なかなか母乳がやめられません。…

あわお
あわお / 42歳 / 女性 /

2歳11ヶ月の男の子を育てています。
なかなか母乳がやめられません。
生まれてすぐの頃は、なるべく母乳で育てたいという思いから、頻繁に乳首を吸わせていました。夜も添い乳で寝かせるのは楽だったのですが、やめるタイミングを完全に見失ってしまい、未だに添い乳で寝ています。そのせいで、前歯の間に小さな虫歯もできてしまい、反省しています。
大きくなれば、聞き分けもよくなるかと思い無理矢理やめる事はせずに来たのですが、もうすぐ3歳。泣かせてでも我慢させた方がいいのでしょうか?

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    専門家からの回答

  1. 仮登録名 白井沙良子 2019-07-06 02:59:35
    • 医師(小児科)
    • ●日本小児科学会専門医
    • ●IPHI 妊婦と子どもの睡眠コンサルタント

    はじめまして、小児科医・IMPI妊婦と子どもの睡眠コンサルタントの白井です。

    ●結論からいうと、お母様が本当に母乳をやめさせたいのであれば、その理由をお子様にきちんと伝えた上で、
    母乳以外に安心できる材料を一緒に探してあげつつ、少しずつやめていく… 
    のが、お子様の精神上はオススメです。

    一方で、母乳をやめなきゃいけない医学的な理由はないので(世界保健機構も、2歳以上でも母乳はやめる必要がない、としています)、
    お母様がやめなくてもいいかなと思う理由もあるなら、無理やりやめさせる必要もないです。
     
    ●本当に母乳をやめさせたいなら、なにかしらの「母乳をやめたい理由」をお子様と共有することが、大事になります。

    吸われる感覚が嫌になったから。
    お母さんの睡眠のために夜の授乳をやめたいから。
    幼稚園にあがる前に「昼寝でも添い乳しないと寝付けない」という状態を改善したいから…などなど。

    やめたい理由は人や家庭によって様々ですが、
    子どもは理由がわからないと納得して行動してくれませんから、お母さんがきちんと説明してあげないといけません。

    (お子さん向けの説明のときは、多少わかりやすくアレンジした理由があってももちろん良いですが、それでもなんらかの理由を説明することが大事)

    おっぱい吸われると痛くなっちゃった、だからもうやめてほしい。
    このままおっぱい吸ってると、虫歯になってイタイイタイだから、ママ心配、だからもうやめて。

    ※なお、母乳にももちろん乳糖はふくまれますが、母乳のせいたけで虫歯になるというよりは、
    歯磨きが不十分だったりしたせいで、口腔内に何らかの食べ物が残っていたことで、
    それが母乳の乳糖とあわさると、虫歯になる…という考えのほうが医学的には正しいです。

    お子様の納得してくれる理由を、短くわかりやすく、何度も伝えます。
    鬼が来るとかファンタジー系の設定話が効果がある子もいれば、「ママはこう思う、だからこうしてほしい」と現実的に話したほうが効果がある子もいます。
    お子様のキャラクターにあわせて、お母さんが伝える必要があります。

    ●そして、添い乳なしで寝られるように、添い乳以外の安心材料を一緒に探します。

    お気に入りの小さなタオルやぬいぐるみを持って寝る。
    寝る前に読む絵本を今より1冊増やしてあげる(なにかルーチンの行動が有るとお子様も安心します)。
    お母さんと手をつなぐ。
    何でも良いですが、一貫して毎日つづけられるもの、安心できるものを一緒に探します。

    それができて、母乳なしで寝付けた日は、なにかご褒美のシールを1枚あげるなど、毎日続けられる無理ないご褒美を決めるのも良いです。

    ●なおこうしてお子様と共有した理由や、安心できる手段、ご褒美の内容を、イラストなどで描いて貼るなど視覚化すると、効果的なお子様もいます。

    ●…といろいろ書きましたが、そもそも絶対に母乳をやめなければいけない医学的な理由はありません。

    ここまでしてやめるのが、逆に面倒くさいな、と思われるのであれば、別に母乳を無理やりやめなくても良いのです。
    歯磨きをしっかりした上で、母乳を無理にやめず、お子様が自然にやめていくのを待つ、もいうのも選択肢の一つです。

    少しでもお力になれれば幸いです。

ご自身の責任のもと適法性・有用性を考慮して、ご参考にしていただくようお願いいたします。

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