2019/7/13 23:30:41
生後2ヶ月未満の女の子です。これまでミルクを飲んで二時間半は寝てい…
生後2ヶ月未満の女の子です。これまでミルクを飲んで二時間半は寝ていたのですが、最近は次の母乳、ミルクまで二時間半持ちません。
変わったこととしては、飲まなかった母乳を飲むようになったことです。母乳をのませて一時間くらいは起きており、その後泣き出すので追加でミルクを飲ませると寝ますが、一時間程度しか寝ません。
ミルクの量が少ないのか、すこし悩んでいるところです。
アドバイスをいただければ幸いです。
専門家からの回答
はじめまして、小児科医の白井です。
以下の相反する2つの可能性が考えられるため、一概にミルクを増やしたほうが良い、と言えないのが現状です。
●母乳やミルクが足りないわけではない場合
実際にどの程度の量を飲まれているのかなど、詳細はわかりかねますが、
新生児の時期が終わりに近づいてくると、
泣いている=お腹が空いている、というわけでもなくなってきます。
そもそも赤ちゃんの睡眠のサイクルは40分〜60分なので、これくらいで起きてしまうのも、正常です(つまりお腹がすいたから1時間で起きちゃう、というわけではない、ということです)。
泣く理由は、起きすぎて疲れている(2ヶ月未満だと、一回の覚醒時間1時間が限界です)、眠たくなってきた、抱っこしてほしい、まだげっぷが出そうなのに出せなくてつらい、など色々あります。
このときに母乳やミルクをあげると、今の時期は口の中に何か入れると吸い始める神経の反射になっているので、たとえ赤ちゃんがお腹がいっぱいだとしても、飲み始めます。
でも飲み終わったときに、実はお腹が満杯で苦しい、などの理由で泣き続けてしまうことがあります。
少しずつ、母乳の出もよくなってきてる・赤ちゃんの吸い方も上手になってくる時期なので、
今までの時期よりも、むしろ足すミルクの量は少なくなることも多い時期です。
このときに泣いている=とにかく授乳、と思って上げていると、反射で無条件に飲んでいる赤ちゃんが苦しくなってしまいまい、もっと泣いてしまうということです。
お子さんの体重の増えもよく、母乳の出方や吸い方も問題なければ、少しミルクの量をむしろ減らしてみても良いかもしれません。
(本当に減らして大丈夫か、心配であれば、助産院などで相談してみても良いでしょう)
そして、泣いているときは授乳以外の手段をためして、惚れでもだめなら授乳する、というふうにしてください。
●ミルクや母乳をもっと飲みたい場合
お考えの通り、単純にもっと飲みたくて泣いている、ということもありえます。
生後5〜6週くらいは、医学的な理由はハッキリしないのですが、一時的に哺乳量がググっとあがる場合があります。ぞくにいう成長期みたいなニュアンスです。
ミルクは腎臓などに負担になるので3時間あけるなど時間を護る必要がありますが、母乳はそうした心配がないので、赤ちゃんが欲しがるときにあげます。
欲しがるときに欲しがるだけあげる、そうやって母乳を上げ続けていると。より母乳も分泌されて、母乳育児が軌道に乗ってきます。
もし奥様が、今後ミルクや混合育児にしていきたいのであれば、ミルクの量を増やしてみてもよいでしょう。(ただその結果、泣きが変わらなかったり、お腹がはったり、苦しそうにいきむ様子がでてきたりしたら、飲み過ぎのサインですので、逆に減らしてあげてください。)
一方で、もし奥様が今後、完全母乳にしていきたい・母乳の分泌をおさえたくない、と思うのであれば、ミルクを追加、というよりは、母乳をあげる回数を増やしたほうが良いです。
少しでもお力になれれば幸いです。
ありがとうございます。
相反する内容ですのでなかなか難しいですね。母乳を飲むようになってから、子ども自身の手をしゃぶり出すのでお腹が空いているようにも思います。
すこし観察が必要ですね。ありがとございます。