2019/7/18 21:44:54
2歳の男の子を育てています。0歳~1歳はあまりなかったのですが、最…
2歳の男の子を育てています。0歳~1歳はあまりなかったのですが、
最近夜泣きをするようになりました。
いろいろ刺激が強かった日は特に夜泣きが長いです。夢を見ているのか寝ている時もはっきり何かをしゃべり眠りが浅くなった頃に起きているようです。
眠たいので混乱していてなだめるのに時間がかかります。
たまにならいいのですがだいたい決まった時間に起きるようになり、
親も寝不足が続いています。
2歳になり、声も大きくなっているので近所迷惑にならないかも心配しています。
成長すれば自然と無くなるものと分かっていても、ストレスがたまっています。
他の家庭はどうなのかとても気になります。
専門家からの回答
はじめまして、小児科医・IMPI妊婦と子どもの睡眠コンサルタントの白井です。
2歳で自我もグングンめばえてきているなか、刺激が強い日にとくに夜泣きが強い。これは成長過程でよくあることです。
お子さまが発達する過程で、どうしようもない泣きもあるのですが、とはいえ、つらいですね。
●まず夜の睡眠環境ですが、温度は20℃前半(意外と寒目のほうが、寝付きが良いケースがおおいです)・湿度は50%前後・真っ暗が基本です。
温度を下げただけで寝付きが良くなった、というケースもあります、個人差もあるので、色々ためしてみてください。
また毎日、寝る前の安心する儀式を作ってあげると、時計がまだ読めないお子さんは安心して眠れます。
絵本3冊読む、10秒ハグする。なんでもいいので、お子さんと一緒に考えてください。流れを紙にかいて貼って、それを見ながら一緒にすすめていくと、視覚でも納得しやすいです。
夜から朝までの間に、何度も深い→浅いの睡眠サイクルをいききしますが、睡眠が浅くなったときに、自力で寝付けないと、起きて夜泣きの原因になります。
このとき、毎回寝付くときの環境が毎回同じ様な環境だと、安心して自力で寝付けるサポートになります。布団がはだけてしまう→スリーパー(寝袋)を使う、お気に入りの小さなタオルを近くに置いておく、などで対策します。
●日中の過ごし方としては、午前中などに光をあびてしっかり体を動かす活動をすること、に加えて、昼寝のタイミングがカギになります。
昼寝の質や量が不十分だと、夜間覚醒につながります(昼寝させないほうが、夜寝るだろう…はよくある誤解です)。
疲れすぎると、昼寝の質も悪くなります。
2歳ぐらいでも、覚醒して5-6時間くらいたつと、脳は疲れて昼寝が必要になります。この時間を意識して昼寝させます。あくびをしてから、とか、まぶたが閉じかかって寝落ちしそうになってから、の寝かしつけのタイミングでは遅すぎます。
なんとなく反応がにぶい、歩いててもふらふら・転びやすくなる、などの、眠い限界よりも一歩手前のサインに来づけるかがポイントです。
2歳なら、昼寝は2時間、夜は11時間の睡眠時間が目安です。夜泣きや、就寝時間の遅れなどで、十分に夜寝られていない場合や、刺激が多い日などは、さらに昼寝を長くとる必要があるときもあります。
夜しっかり寝るためには、昼寝もしっかりとる。これはとても大切なことです。
●書籍も様々ありますが、きちんと科学に基づいた情報は、私と同じくIMPI睡眠コンサルタントである、愛波さんの情報を参考にしてください。
https://books.rakuten.co.jp/rb/15444749/
少しでもお力になれれば幸いです。