2019/7/26 16:39:25
最近ミルクを拒否するようになり、飲む量が少なくなって心配です。
5ヶ月半の息子が一人います。
完全ミルクです。
1回に170ml〜200mlを1日に4~5回飲んでいました。
しかし、今週の月曜日から1回の量が100〜140mlくらいに減り、
1日の総量が600mlほどになってしまう日もあります。
最初は食いつきはいいのですが、途中でキョロキョロし始め「いらない!」という風にのけぞって飲まなくなってしまいます。
ニヤニヤしたり、私のTシャツをひっぱったりして遊び始めます。
少しして飲ませようとしても抱っこするだけで仰け反って、乳首を完全拒否。
今までこんなことはありませんでした。
梅雨が明けて、暑いので水分量が心配です。
おしっこも前に比べて量が少ないようで、時々赤っぽい色がついています。
機嫌はよく、起きているときは楽しそうにモゾモゾ動いています。
お昼寝は長くしてくれますが、総量が少ないためか、夜は0時に飲ませて寝た後も朝4〜5時には起きて泣くようになりました。以前は7時くらいまでは寝ていました。
泣く割には120mlしか飲まなかったりします。
ミルクを急に拒否するようになり、心配しています。
よろしくお願いいたします。
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専門家からの回答
はじめまして、小児科医・IMPI妊婦と子どもの睡眠コンサルタントの白井です。
ミルクだと飲む量が目に見えるぶん、減ると心配になりますね。
●そもそも生後4ヶ月頃をすぎてくると、口の神経の反射(きゅうてつ反射)が弱まってきます。この反射が弱まってくれるので、離乳食を食べられるようになってきます。
それまでは、とりあえず口の中に乳首みたいなものが入ってきたら、きゅうてつ反射の勢いで飲む、というような受動的な飲み方です。
が、きゅうてつ反射が弱まってくると、赤ちゃんはその時のお腹のすき具合や、自分の気分などに合わせて、飲むのを拒否することが出てきます。
つまり、受動的な飲み方から、主体的な飲み方に変化していきます。
お子様も生後5ヶ月とのこと、いわゆる正常な発達の過程で見られるような、ミルク拒否の仕方だな、という印象です。
また周りの世界に興味を示しだす時期ですから、遊び飲みが盛んになるのもこの頃です。
●赤ちゃんの飲む量は、本来は1日あたり、また1回あたりでみても、かなりムラがあるのがむしろ正常とも言われています。
厚生労働省の基準でも、生後0〜5ヶ月で780mL/日、というのがありますが、これもあくまで目安です。
完全ミルクだと、生後しばらくは規則的な量や間隔でも、赤ちゃんが発達してくると、このように飲む量にムラがでてくることも多いです。
●なお、尿が赤いのは尿酸塩によるものが多いです。
赤ちゃんはもともと、体重のわりには、大人よりも尿酸が多くでることもあり、尿酸塩による赤い尿は、正常な状態でも出ます。
必ずしも脱水というわけではありません。
また、早朝覚醒は空腹だけが原因ではないことも多いです。部屋の遮光が不十分で、朝になると明るくなってしまうことも一因になります。
さいごの昼寝〜夜寝るまでの時間が長いために、夜寝付くときに疲れきってしまっていることで、夜の間に十分に休めず、それが早朝覚醒につながることも多いです
(生後5ヶ月だと、覚醒時間が2時間以上たつと、こういう状況になりやすいです)。
●ムリやり飲ませようと思っても、ますます哺乳瓶拒否につながることもあります。
離乳食も進んでくる時期ですし、これからますます、哺乳については状況が変化すると思ってください。
尿が半日以上でない、活気が悪い、発熱、1ヶ月ごとに体重を見ても全く増えていない、などの状況でなければ、
お子さんの哺乳意欲にしたがって様子を見るしかありません。
お母様が負担でなければ、スパウトやストローなど、新しい飲み方を少しずつチャレンジしても良いかもしれません。
できる範囲で、静かで動きのない空間で、お子さんがより、哺乳に集中できる空間で授乳をするのも良いでしょう。
少しでもお力になれれば幸いです。