2019/8/14 09:29:57
1才4ヶ月の男児の母です。最近になって少しずつ子育ても楽しめる余裕…
1才4ヶ月の男児の母です。
最近になって少しずつ子育ても楽しめる余裕が少しずつ出てくるようになり、二人目をどうするか考えるようになりました。
ただ、私自身の生い立ちと経験でなかなか踏み出せずにいるのでご相談させてください。
私は三人姉弟の真ん中で育ち、幼い頃から年の近いきょうだいがいました。子供の頃はよく遊んだりケンカする関係だったので気にしていませんでした。けれど、成長するにつれて、実家の居心地が悪く、社会人とともに遠方で一人暮らしを始め、そのまま結婚、出産という流れになりました。
子育てをするようになってから、より幼少期のマイナスな思い出が回想されることが多くなりました。
具体的には親を一人占めできず甘えられなかった、寂しかった、よく私だけ異常に怒られてしんどかったことなどです。
両親には感謝していたのに、なぜか子育てするようになってからより実家と距離を置くようになりました。
このまま我が子にも同じ思いだけはさせたくないと思う反面、きょうだいがいて良かったこともあったので、私自身のなかで人には言えないような気持ちの葛藤があります。
夫は一人っ子だったので、きょうだいは絶対いたほうがいいという意見です。
私も頑張れるなら、授かれるなら二人目も…と思っていましたが、この悩みはもう少し大人になるべきなのでしょうか。
正直言い様のない辛さがあり、せっかく楽しくなってきた子育ても、きょうだいのことを思うとなぜか不安になってきます。
専門家からの回答
こんにちは。
臨床発達心理士の春野瞳子です。
子育てが楽しくなってきたというまりさん、それだけで素敵なお母さんですね。
自分自身の生い立ちを考えて、辛い思いをなさることが増えてきたのですね。
それは裏をかえせば、自分の子どもにはつらい思いをさせたくないという真理さんの愛情です。
まりさんには自分は真ん中だったから、という思いもあるでしょうが、一番上の子は兄弟の中で規範となりしんどい、できることを求められる、逆に一番下はいつまでたっても一人前扱いされない、おさがりばかり、などそれぞれに心に思うところがあるもんです。
それを払拭するのが、新しい家庭です。愛する旦那様と子供に囲まれた幸せを大切にしてください。
今の辛さを軽減するためには、子どもの頃の辛かった思い出を捉えなおして、価値を転換することが効果的です。これを「再評価カウンセリング」と言います。
親を独り占めできなかったから、人生に対して甘えることなく生きてこれた。だからこそ独り占めできる旦那様の事を世界で一番大事にできる。
寂しさを知っているからこそ、人に対して思いやりの気持ちが持てる。寂しい人に寄り添える。
自分だけ怒られてしんどかったから、怒るのではなく叱ることを学べ、自分はそんな親にならないでおこうと思えるようになった。
ほらね、甘やかされて育ったお嬢さんより、まりさんはしっかりした素敵な大人に成長していますよね。
人間関係は複層的であればあるほど豊かになります。愛情深いまりさんなら旦那様と協力して下のお子さんも一緒にまた新たな家庭を築いていくことができると思いますよ。
少しでもお力になれれば幸いです。
春野さん
お返事遅くなってしまい、申し訳ありません。
あたたかいメッセージいただき、本当にありがとうございます。
一言一言がすべて胸に刺さりました。
涙して読ませていただきました…
そうなんですよね…
夫にも泣きながら、同じ思いを子供にはさせたくないんだと訴えた夜もありました。
いつも思い出す度に、子供の頃の体験って、どれだけ大人になってからも大切かを感じていました。
けれど、プラスに考えると春野さんがおっしゃってくれたように、小さなうちから社会勉強させてもらっていたんですよね…
楽しい思い出もなかったわけではありません。
だからこそ本当に今の目の前にいてくれる家族との時間と日々を大切にしなければなぁと思いました。
夫とも話して、自分達のペースで頑張ろうと言ってもらいました。
ありがたいアドバイスいただきまして、本当に本当にありがとうございました。
今後もこのかけがえのない日々を大切に過ごしながら、授かれるように自分との向き合いかたも楽にしていきたいと思います。ありがとうございました。
専門家からの回答
こんにちは。子育てをしていると、どうしても自分の幼少期の辛い思いや漠然とした不安に悩まされますよね。
1歳4ヶ月、子育てをしてきて楽しくなってきたということで、とても素晴らしいことだと思います。
旦那さんは絶対兄弟が欲しいとのことですが、まりさんもいずれは・・・と思っているのか、一人でもいいかもと思っていらっしゃるかがわからないのですが、
もし、いずれは・・・と思っていらっしゃるのであれば、旦那さんと何歳差がいいかを具体的に話し合ってもいいと思います。
どうしても1歳4ヶ月だと、妊娠すると赤ちゃん返りもあると思いますし寂しい思いもさせると思いますが、年齢のちかい遊び相手もできます。
また、私もよく自分に言い聞かせるのですが、自分達夫婦と、両親は全く別の人格です。さらに、まりさんは幼少期に甘えられず寂しかった、よく怒られてしんどかったという想いがありますので、その分、子供にそう思わせないような配慮もできるということだと思います。
旦那さんが兄弟が欲しいと思っているのであれば、ご自分の思いも伝えて、産むなら極力、どちらにも寂しい思いをさせたくない、そうならないよう全面的に協力して欲しいと最初に伝えることで、今後の子育てにもより関わってくれるようになるのではないでしょうか。
参考になればと思います。
井上さん
お返事遅くなってしまい、申し訳ありません。
あたたかいメッセージいただき、本当にありがとうございます。
とても気が楽になりました。
夫とも、正直な気持ちを話して、お互いどんな子育てをしていきたいか価値観を共有してみました。
私もいつかは二人目が欲しいとは思っていましたが急に不安になってしまうこと、今の子育てが楽しい気持ちや環境が変わってしまう不安など、たくさんたくさん話しました。
夫も焦るといいことないとは思っていたようで、私たちなりに欲しいと思ったとき頑張ろうと言ってくれました。
このサイトにコメントしなければ、おそらくずーっとモヤモヤしていて、前に進めなかったと思います。けれど、井上さんの、「親も違う人」という言葉がすごく響きました。
私が嫌だったこと、逆に嬉しかったことは息子に精一杯できる愛情を注いであげたいと思いました。
1日一瞬を大切にこれからも子育て頑張ろうと思います。
本当に本当にありがとうございました。