2019/9/4 21:51:43

10歳の娘はいじめが原因で登校拒否となり、無気力になっています。

よしこ
よしこ / 50歳 / 女性 /

10歳の娘がいます。
学校でいじめにあっていて、数ヵ月前から学校に行きたくないと言い出しました。その時はなんとか通わせていたのですが、今は朝起こして登校の準備をした後に寝てしまい、そのまま学校に行かなくなりました。
1ヶ月以上前から、日常のやるべきことが全く出来なくなり、ゲームなどの趣味以外は手につかないと言います(本人いわく、やりたくても出来ないとのこと)。その頃から小児の心療内科にも連れていきましたが、少し様子を見ようと言われています。
今までは優等生タイプで運動も勉強も良くできたのですが、今は何もかも億劫だといい、家族と会話もしません。
本人から「うつ病みたい」と言われており、私もそう思います。ただ、病気だからと言ってだらだらしている姿を見るとイライラしてしまいます。
本などでは「休むだけ休んだらまた動き出す」とありましたが、このままにしてよいものか考えています。このような場合、どう対応すればよいでしょうか。

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    専門家からの回答

  1. 春野 瞳子 春野 瞳子 2019-09-05 23:15:04
    • 小学校教諭
    • 臨床発達心理士
    • その他
    • 養護学校教諭一種

    よしこさん、こんにちは。
    臨床発達心理士の春野瞳子です。

    お子様のいじめと不登校、ご心痛の事と思います。

    いじめが不登校の原因のようですが、学校にそのことは伝えて、調査してもらったのでしょうか? 
    いじめが無くならない限り、安心して学校に行くことができないので、まずはそこからです。
    今の時代、学校にはいじめ対応委員会が必ずありますので、担当の先生か教頭先生に連絡して、娘さんが休んでいる理由を話し、きちんと調査して解決してもらいましょう。
    お友達からの励ましの手紙も嬉しいものです。絶対にいじめから守るから!というクラスメイトがいると、心強いですね。

    それとは別に、いざとなったら学校なんか行かなくてもいい、とよしこさんが腹をくくり、ゲーム以外の趣味や日常的な活動を一緒に考えてください。
    効果的なものに、料理があります。人間、食べることは生きることにつながりますので、一緒におやつを作ったり、ご飯の準備をしたりしましょう。それも難しいようなら、お箸を並べる、ふりかけを振る、なんてことからでもかまいません。要は、何か結果につながる行動をするといいでしょう。「ありがとう、助かったわ」の言葉とともに、自己有用感や自己肯定感を育ててくださいね。
    土に触ることも心を和らげます。庭の片隅やプランターで野菜や果物を育てるのもいいですね。命のつながりを感じることができるし、収穫して食べることが生きる気力につながります。
    学校に行かなくても、友達や兄弟と遊ぶことができるといいですね。
    好きな習い事には行ける、というお子さんを知っていますが、家から外に出る活動もチャンスを逃さず取り組んでみてください。でも無理は禁物。できることから少しずつ、です。

    小児うつ病であるならば、お医者様の診断と治療が必要ですが、今はお医者様が様子を見ましょうとおっしゃっているのですね。
    うつ病は頑張らせないことが大事とよく言われますが、お医者様とよく相談し、よしこさんのイライラも、このままでいいのかという不安も、聞いてもらってください。よしこさんの方が参ってしまっては解決は遠のくばかりですから。
    見たくないことは見ない、というのも大事です。よしこさんはよしこさんの楽しみを見つけ、娘さんが自殺の心配がないのであれば、留守番を頼んで一人で買い物など楽しんだり、カフェでホッと一息入れたりする時間も必要ですよ。

    お子さんは優等生タイプだということですので、今までの自分と今の自分のギャップに苦しみ、何をするにも億劫になっているのではないでしょうか。
    休むだけ休んだら、また動き出す。というのは本当です。今は心がとても疲れているので、ゆっくり休んで、動き出す時を待ちましょう。個人差がありますので、焦らず、でもタイミングを見逃さず、動き出す時を待ってください。優等生さんなので、勉強の方もすぐに取り戻すことができますから、あまり心配はしないでいましょう。

    「日常のやるべきことがまったくできなくなり」とありますが、朝起きて、歯磨きをしたり顔を洗ったり、ご飯を食べたり、はできるのでしょうか。もし、そういう事ができないのであれば、やはり心療内科でその旨を伝えて、対処しましょう。宿題とか学校に行く用意とかができない、など学校に関係することができないのであれば今はしなくてもかまいません。その代りに、日々の生活リズムを大切にしましょう。今は朝寝ることで学校に行くことを回避していますが、「もう行かなくていいから、早寝早起きをきちんとしよう」と言ってみてください。朝起きて、3食きちんと食べ、無理のない程度の家事をする。まずはここから。

    そうしている間に、学校の調査が進んで、いじめが解消されれば、きっと元気になって登校できる日が来ると思います。

    少しでもお力になれれば幸いです。

    1. よしこ よしこ 2019-09-06 07:41:09

      春野先生

      ご回答ありがとうございます。
      いじめに関しては夏休み前に学校や教育委員会に話し、対応していただいたので、表向きは何事もありません(先生がいないところでは無視されているのですが、娘は他に友達がいるので気にしていないと言います)。

      食事や入浴などの日常生活のやるべきことも、私がいるときは何とか出来るのですが、私が仕事でいない時間が長く、私の帰宅までなにもしていないことが多々あるため、その点は次回の診察で伝えたいと思います。

      友達とは遊べるのですが、皆、ゲーム好きなので一緒に遊んでいてもゲーム、夜はオンラインで繋がっている子(同じ学校の子です)とゲーム…となっています。オンラインで友達と会話をしているため、取り上げるのも気がひけています。夕方~夜と時間を制限してはいるのですが、もう少し控えさせた方がよいでしょうか。

      料理などの家の仕事は昨夜、早速実践させていただきました。お風呂上がりのお風呂掃除を一緒にやってもらったのですが、その後少し話すようになりました。今までは疲れてるかなと遠慮していたのですが、お手伝いをしてもらう機会を増やしたいと思います。

      学校に行かなくてもいいよというのは親にとって勇気のいることだとは思いますが、まずは大人が気持ちを大きくもつようにしたいと思います。

    2. 春野 瞳子 春野 瞳子 2019-09-07 23:39:07
      • 小学校教諭
      • 臨床発達心理士
      • その他
      • 養護学校教諭一種

      よしこさん、こんにちは。
      臨床発達心理士の春野瞳子です。
      早速行動に移していただきありがとうございます。
      話ができるきっかけになったようでうれしく思います。良かったですね。

      いじめも一応解決、他に友達がいる。今も友達とはつながっていて毎日オンラインで話ができる、とプラスの事実が娘さんを支えています。
      今は、よしこさんが許している時間を維持してください。
      少し娘さんの中にエネルギーがたまってきて、他の事にも興味が出てきたときや、学校に行けるようになった時点で、押し付けではなくお互い意見を出し合って長時間にならないようなルールを決めるようにしてくださいね。

      家事はお手伝いから始まり、娘さんに任せることを増やしていくのがいいかもしれません。よしこさんがお仕事をなさっているということですので、午前中はこれ、午後はこれ、というざっくりとした括りでいいので、本当に簡単なことでいいですからお願いしてみては? あくまでもお願いであって命令やしつけではないのでできてなくても叱らないでくださいね。また出来ていたら大げさなほど褒めて、認めて、ありがとうと言ってください。

      よしこさんが、学校の呪縛から離れられないのと同じように、娘さんもきっと心の中で学校の事が気になっているのでしょう。だから二度寝したり、勉強のことを話題にせずに済むように会話が減っているのだと思います。
      良子さん、じゃあ言い方を変えましょう。「今は、学校行かなくてもいいよ」これなら言えるかもね。
      今は、甘えたいだけ甘えさせて、わがままに見える行動も受け入れて、でも一定期間充電したら、時期を見極めて1日一時間から保健室登校など始めてみるのもいいかもしれませんね。そんなことも学校と相談してくださいね。
      放課後、担任の先生と話をしたり少し学習をしたりすることから始めた人の話も知っています。

      またご相談くださいね。

ご自身の責任のもと適法性・有用性を考慮して、ご参考にしていただくようお願いいたします。

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