2019/5/14 11:49:31
子どもが適当な嘘を言い、まともに現実の話をせず報告というものができません。
小学校1年生6歳の男の子を持つ母親ですが、小学校の出来事に関してまともに報告をできたことがありません。幼稚園の時もそうだったんですが、適当なことを言っているのか、嘘を現実だと思っているのか分かりませんが、とにかくそんな話はなかったはずと聞くと、それは夢に見た話だったかもしれないという言い方をします。女の子とかを見るとちゃんと理解もしていて、報告もまともな気がするのですが、どうアドバイスすれば子供は嘘ではなく現実の話を、報告をしてくれるのでしょうか。
専門家からの回答
sugoiyo_nobuosanさん、こんにちは。中山と申します。
毎日の子育て、お疲れさまです。
さて、子供の嘘、親としては悩ましいところですよね。
まずは、嘘がどのようなものなのかを見極めましょう。
あまり心配せず、成長過程として見守っていいのは「ファンタジーな嘘」です。
夢や絵本の話のような、明らかに現実的ではない嘘は、心配しなくても大丈夫です。そのうち現実との違いを理解してくれば、なくなってくると思います。
ただ、ちょっと気をつけてみてあげる必要がある嘘もあります。
例えば、「〇〇ちゃんがやったんだよ」と誰かのせいにして自分を守るためのもの。
「かけっこ1番だったんだよ!」「〇〇くんが怪我しちゃったの!」と嘘で自分を褒めてもらったり心配してもらったりするもの。
これらの嘘は、できれば直していきたいところです。
ただし、嘘をついたことを叱ってはいけません。
叱ることで、叱られないように余計に嘘をついてしまい、悪循環に陥ります。
信じてもらえない、という不信感にもつながってしまうので、嘘をついたりしてもどうか叱らないであげてください。
あまり困らない程度の嘘であれば、過度に気にしたり、過剰に反応したりせずに、「そうなんだねー」と聞いてあげてください。
また、ちょっと困る嘘(忘れ物を隠したり、ケガをしたという嘘など)で、明らかに嘘だとわかったり、後から判明したりした場合でも、責めないであげてください。
「怒らないから、本当のこと教えてくれると嬉しいな」と、お子さんから本当のことを聞いて、正直に話してくれたら「ありがとう」と伝えてください。
その後に、嘘は困ってしまうこと、お母さんが悲しいということなど、なぜ嘘はいけないのかを教えてあげると良いでしょう。
そして、1番大事なのは、ご両親が嘘をつかないことです。
子どものためと、何気なく嘘をついてしまうこと、ありませんか?
例えば、ぐずっているお子さんに「今度のお休みには公園に行くからね」とその場しのぎの嘘をついて、実際は行かなかったり‥‥。
悪いことをした時に、「そんなこと言ってるとおまわりさんが来て怒られちゃうよ」と言ったり‥‥。
子育てをしていると何気なくやってしまうことですが、これも嘘の1つですよね。子どもにとっては、これの積み重ねが「お母さんまた嘘言ってる」という不信感にもつながってしまうことがあります。
嘘を減らしていくには、大人も嘘に気をつけて、そして寛大な心でお子さんを受け止めてあげることが必要です。
すぐになくなるものではありませんが、少しずつ意識してお子さんに寄り添ってみてくださいね。