2019/7/7 18:23:09
5歳で年長なのですが、早生まれ(三月末)の為か、クラスの子供達との…
5歳で年長なのですが、早生まれ(三月末)の為か、クラスの子供達との発達差がどうしても気になってしまいます。
他の子と比べると食事中も集中して食べられず、鬼ごっこなど遊びでもルールへの理解が十分でなく一緒に遊べない事もしばしばあるようです。
お友達に注意をされると「いじわるいわれた!」などと家で主張します。
保育園で先生に相談すると5歳で男子ならば皆こんな感じで彼だけ特別出来ないわけでない、と言われるのですが、、、
上に小学生の娘がおり、娘の時はあまり気にならなかった為、小学校入学を控え心配が増すばかりです。
早生まれの発達差はいくつくらいで気にならなくなるものでしょうか?
早生まれなど関係なく単に落ち着きがないのであれば、どのようにして集中力や落ち着きを身につける手助けができるでしょうか。
専門家からの回答
はじめまして、小児科医の白井です。
●お子様を実際に診察したわけではなく、また今までの出生歴、運動・精神発達の様子など詳細がわかりかねますので、あくまで一般論として受け止められてください。
●早生まれ、ではありませんが、いわゆる37週未満で生まれた早産のお子さんについては、(もちろんかなり個人差はありますが)ひととおりの運動・精神発達は2歳前後でキャッチアップするとは言われています。
ただし、別に早産でなくても、早生まれでなくても、発達に特性のあるお子さんは山ほどいますし、早生まれだけが原因、と特定できるわけでもありません。
一方で、いわゆる機械的なペーパーテストでみた学力の場合、早生まれの場合は大学受験の頃まで、何らの学力の差がどうしても見られてしまうという研究もあり、一概にいつ発達が追いつく・追いつかないというのは一概に言えないのが現状です。
●食事の集中具合、ルールへの理解も、同じ5歳も言ってもかなりバラつきがあります。
ただ一般的に言えるのは、子どもはこうした抽象的な概念はそもそ理解しにくいもので、かつ、自分で納得した理由がないと行動にうつせない、というものです。
なぜ食事のときに立ったらダメなのか→お行儀がわるいから。この理由は5歳の子が納得して行動する理由にはなりません。食べ物が喉に詰まったまま歩くと、窒息の危険があり〇〇君が苦しくなる、そんな風になってしまったらママはとても心配、だから立たないでほしい。
伝え方は親子関係やお子さんのキャラクターにより変える必要がありますが、少なくとも子どもがより納得しやすい理由や、ママはこう思うからこうしてほしい、などの理由を伝えないと効果的ではないでしょう。
お友だちに注意されることも、なぜ注意されたか、理解できていないのだと思います。意地悪言われたと思ったのね、嫌だったのね、と、お子様の気持ちを受け止めつつ、逆に、友達の気持ちも、お母様が代わりにお子様に伝えてあげる役目があります。
これは1回やったから伝わる・直る、というものではなく、感情的にならずに辛抱強く、かつシンブルに伝え続ける必要があります。
●お子様の発達の特性によっては、聴覚からではなく、視覚からの情報が入りやすいことも多いです。言葉で伝えるだけでなく、イラストにしたり、文字に書いて壁にはったりなど、訴え方を変える工夫の余地はあるかと思います。
少しでもお力になれれば幸いです。