2019/6/18 13:45:54
生まれて直ぐから肌が弱く、お風呂上がりに蕁麻疹が出たり、乾燥肌から…
生まれて直ぐから肌が弱く、お風呂上がりに蕁麻疹が出たり、乾燥肌からの肌荒れで特に冬場は困ったりしていました。よく考えずお医者さんに処方されたステロイド入りの軟膏をつけていましたが、その後、子どもの時にたくさんステロイドを使うと体内に蓄積されて良くないと友だちに聞いて焦っています。
保湿剤をつけても痒みは収まらないので、寝入りばなや就寝中にもガリガリと掻いています。かわいそうなのですが、今ステロイドをやめないと後のち大変になってしまうよとその友人に言われて悩んでいます。ネットも、脱ステロイドについての記事もたくさんあり、読むたびに怖くなります。
それでも、皮膚科に行くとステロイドは何の問題もないと言われておしまいです。一体どの情報が正しいのか、迷ってしまいます。
専門家からの回答
はじめまして。
間違った情報と正しい情報が混在していますよね。
医師と薬剤師の免許を持っております、野口です。
まずステロイドには、弱いものから強いものまでランク分けされています。(ベリーストロング→→→→ウィーク)
そのため、使う場所や年齢、症状に合わせて使い分けします。
ステロイドには塗り薬と内服薬もあります。
塗り薬は、一番強いストロンゲストのクラスを、皮膚の弱い部位や弱った部位に10年以上、毎日塗り続けると、皮膚が弱り、赤みを帯びてしまう事があります。いわゆるケロイド状態です。
痒みがあるのであれば、今は適切なステロイドのランクを選び、適切に使用する事が大切だと判断します。
ステロイドと聞くと悪いイメージを持つ方が多いですが、必ずしもそうではありません。
内服薬は免疫を抑制する作用があるため、巷では怖いというイメージを誤って持ってしまっている方もいらっしゃるようです。
今回の場合は、適切にステロイドを使い、痒みを抑える事が最優先かと思います。
ご参考になさって下さい。