2019/7/6 05:54:12

現在1才9ヵ月の息子が居ます。まだ授乳中ですり。5才の姉が居る二人…

やまちゃん
やまちゃん / 39歳 / 女性 /

現在1才9ヵ月の息子が居ます。まだ授乳中ですり。5才の姉が居る二人兄弟です。

離乳食を始めてしばらくして9ヵ月頃に息子に食物アレルギーがあることが分かりました。全卵の溶き卵が入ったうどんを食べた時、口の周りが赤くなり、もしかしてと思い日数を開けてもう一度食べさせたら、また同じ症状が。
疑いは確信に変わり小児科を受診し、血液検査をし他結果。卵、乳、小麦、大豆の陽性結果が出てショックを受けました。でも、乳、小麦、大豆は今まで普通に食べていて何の症状も出ていません。その事を先生に伝えると、だったら今までと同じように食べても大丈夫だろうけど…主食のように食べなければ大丈夫だろう。と言われました。その小児科の先生はアレルギー専門ではないので返事がフワッとしているのか分かりませんが、不安な日々がスタートしました。授乳もしていたので、私の食事除去も伺った所、少しなら食べても大丈夫だと思う。食べないにこしたことはないけどね。と、モヤモヤした回答で、別にお世話になっているアレルギー専門でもある皮膚科の先生にも相談した所。授乳はほとんど関係無いから、お母さんは今までどうりでいいよ。と言って頂きホッとした所もあるのですが。
最近になり、血液検査の結果が良くなく専門の病院で負荷試験をする事になりました。
姉は、アレルギーも無くとても健康なので息子の隣でお菓子や卵料理を食べる事もあり、一緒に遊んでいて息子に蕁麻疹が出る事もたまにあるのですが、アレルギーが強くなってしまったのは私が除去せず授乳していたからでは無いのかと。大丈夫だと言われて鵜呑みにしたのが悪かったのでは無いのかと自分を責めてしまいます。

新しい授乳、離乳食のガイドラインなどでも授乳中の母親の除去は無くてもいいように拝見したのですが、周りにアレルギーっ子をもつお母さんは自分も除去をしていると言うお母さんもいて、お母さんは今までどうりで大丈夫と言ってくれた先生、除去しているお母さん。どうして違うのか、息子のアレルギー数値が悪くなってきたので授乳をやめた方がいいのか、辞めるまでは私も除去をした方がいいのか…小児科の先生はやめた方が良い。皮膚科の先生は大丈夫。負荷試験をしてもらう病院は大きな病院のため中々予約もとれず次の受診まで1ヶ月あります。アレルギーっ子への授乳の考え方、授乳するには。人それぞれの回答があり、困惑しています。とりあえず、卵を食べないにこしたことは無いと今は私も極力食べていません。
アレルギーと授乳について、少しでも詳しく教えて頂けたらと質問しました。

よろしくお願いします。

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    専門家からの回答

  1. 仮登録名 白井沙良子 2019-07-06 09:14:55
    • 医師(小児科)
    • ●日本小児科学会専門医
    • ●IPHI 妊婦と子どもの睡眠コンサルタント

    はじめまして。

    日本小児科学会および日本アレルギー学会に所属し、
    負荷試験なども積極的に行っている総合病院に勤務している、小児科医の白井です。

    ネットや周りでも様々な意見があり、迷われて不安かと思います。以下は、学会として出している最新の提言や考えなので、ぜひ参考にしていただけたら嬉しいです。

    ●ざっくりした結論
    たしかにお子さんのアレルギーのせいだけで、お母さんの栄養や授乳をコントロールする、ということはしません。お母さんも子どもも、安全に食べられるものは積極的に食べる、これが原則です。

    ただし、例えばお母さんが卵を食べて授乳すると、お子さんの皮膚炎がかなりひどくなってしまうケースもあります。その場合は(塗る薬以外の)皮膚炎の治療として、お母さんに卵を一時的に避けてもらい、皮膚炎が改善する手助けにする…といったことをします。

    なので、一概にお母さんが卵を避けるべき・避けないべき、とは言えず、ケースバイケースであることを認識ください。

    ただ確実に言えるのは、お母さんが卵を食べて授乳をしていたから、お子様の数値が悪くなった、ということは、まず医学的には一般的ではありません。

    むしろきちんと受診をし、ガイドラインまで見られており、お母さんができることはちゃんとやれていますよ。責めないでください。

    ●負荷試験について
    負荷試験を行うとのこと、とても良い判断だと思います。

    数値だけでは、どれくらいまで卵を食べて良いのか、食べないべきなのか、という細かいところまではわかりません。これは実際に、安全な状況で食べてみて症状を確認する、つまり負荷試験をしないとわからないのです。

    卵(とくに黄身)は、母乳で圧倒的に不足しているビタミンDを含んでおり、食べられるなら、ぜひ親子ともども、積極的に食べるべき食材です。
    (ビタミンDの欠乏は、くる病など骨の病気に関連があり、痙攣などにつながることもあります。親子ともに卵を食べないことは、こうした重大な成長障害をひきおこす可能性もあることを、心にとどめておいてください。)

    負荷試験をすることで、黄身の何g相当まで大丈夫、など、許容量がわかるのは、お子様の栄養面においてもとても良いことです。

    ●乳、小麦、大豆について
    現在はどうかわかりませんが、少なくとも最初の診断時は、食べても症状が出なかったとのこと。その場合は数値に惑わされず、通常どおり食べるべきです。

    なぜ食べても症状がないのに、血液検査で数値が出るのか…というのは、
    何か一つのアレルギー(お子様なら、卵のアレルギー)があると、それに引っ張られて、(食べても大丈夫な)他の食材も数値が上がってしまうことはよくあります。これは検査の特性なので、仕方ないことです。

    アレルギーは、もちろん検査は一つの目安にはなりますが、一番大事なのは食べたとき症状があるか・どんな症状なのか、ということです。

    ●今後について
    これもケースバイケースではありますが、一応学会などが推奨している流れとしては、
    乳児の場合は半年ごとくらいを目安に血液検査をし、その数値と、食べた時の症状をみながら、また許容量を確認するために負荷試験をしたり、食べる量を調節したりします。

    ご兄弟がいると一番怖いのは、誤食です。お姉ちゃんが食べるようなお菓子などにも、卵の成分は含まれていますので、注意してあげてください。
    万が一食べてしまった場合は、食後3時間は症状をよく観察しつつ、不安であれば医療機関に電話で相談するなどしてください。

    ●アレルギーについて
    最後は流し読みしていただけたら結構なのですが…

    小児のアレルギー領域は、毎年山のように研究がされ、次々と新しい考えが出されます。数年前の知識でも、とんでもなく時代おくれになるような領域です。
    それもあってか、同じ医師や小児科医とは思えない、びっくりするような診断や治療に出会うことも、正直しばしばあります…

    もちろん大人の内科の先生などでも、きちんと対応できる先生はできるのですが、いずれ病院での負荷試験など継続的な対応が必要になるケースの場合は、
    少なくとも小児科医、かつアレルギーの専門医に指示をあおぐことをオススメします。

    少しでもお力になれれば幸いです。

ご自身の責任のもと適法性・有用性を考慮して、ご参考にしていただくようお願いいたします。

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