2019/6/14 20:29:14
ストレスは妊活の大敵と言われますが、どのように対処すべきですか。
現在、体外受精(顕微授精)で妊活中です。
採卵、移植ともに、先の予定が直前までわからないことが多く、それが治療の大きなストレスとなってしまっています。
仕事のスケジュール調整や、先のお誘いや旅行など、もし妊娠したらと思うと予定ができず、結局妊娠しなかったときになんとも言えない気持ちになってしまいます。
ストレスは妊活の大敵と言われますが、どのように対処したら良いのでしょうか。
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専門家からの回答
こんにちは、医師の山下真理子です。おっしゃるとおり、妊活にはストレスは大敵です。ストレスによって毛細血管が収縮して血流が悪くなって冷えや卵巣機能の低下につながったり、ストレスによって発生する活性酸素によって卵子の老化が進行するとも言われています。
確かに、先の予定が組みにくくてお誘いなどにこたえられないというのはストレスですね。でも、妊娠中でも無理しすぎない範囲であれば、旅行や友人とのお食事などを楽しんだり、仕事に行くのは基本的には問題ありません。もちろん、妊娠中の体の状態などにもよりますが、そこまで神経質になる必要は、基本的にはありません。
もし妊娠してしまったら、や、もし妊娠しなかったら、と考え始めて、ネガティブな気持ちになることでストレスがかかってしまうという声をよく聞きますが、まずはストレス解消法を自分なりに考えてみること、趣味を持つなどでなくても、ゆっくり朝寝坊するとか、おうちでだらだら過ごす、などでも構いません。
また、妊娠したらこれもできない、あれもできないと考えすぎないことです。
無理のない、体に負担のかからないペースで日々を楽しむことが、妊娠にはベストだと言われています。
どうしよう、と悩んでしまった時は、紙に書き出してみて頭を整理したり、一度深呼吸をしてみることがおすすめです。呼吸が浅くなって酸素濃度が低下すると、脳の働きが悪くなってポジティブな気持ちにはなれなくなってしまいます。
ぜひ試してみてくださいね。