2019/5/14 11:43:44
30代後半での妊活で気をつけることと流産のリスクを少なくする方法が知りたいです。
妊活を続けて、去年ようやく妊娠する事ができましたが、8週5日で流産してしまいました。初期の流産は染色体異常がほとんどだそうなのですが、私の年齢が30代後半と、年齢が比較的高いので、妊活をする事自体に少し恐怖を感じています。妊活を再開するにあたり、生活でどういった点に気をつけたらよいでしょうか。またもし妊娠した時、流産のリスクを少なくするにはどうすればいいでしょうか。
専門家からの回答
こんにちは、医師の山下真理子です。
妊活の時に気をつけることは、しっかりとバランスよく栄養を摂取して、規則正しい生活を送る事、そして、ストレスのない生活を送る事と、体を冷やさないことです。
食事の中に、糖質、脂質、タンパク質がバランスよく配合されていて、かつ、ビタミンミネラルなどの栄養素が含まれているかどうかは大切です。とくに、野菜や果物には、肉などには含まれないファイトケミカルという非常に抗酸化力が高くて健康に重要な栄養素が含まれているので、特にファイトケミカルが多いとされている色の濃い野菜を積極的に食べるようにしてください。食事からだけではなかなか必要な栄養素が補えないので、サプリメントなどの栄養補助食品をうまく活用してみてください。
生活については、睡眠は7~8時間は確保するようにしてください。できるだけ規則正しい生活を心がけて、ストレス発散できることを見つけてみてください。
体を冷やすと血流が悪くなり、卵巣機能の低下につながると言われています。冷たい飲み物などは避けて、白湯を飲むように心がけてください。カフェインなどは体を冷やしてしまう原因になるので、とりすぎないようにしましょう。
当たり前のことかもしれませんが、このあたりのことがきちんとできているかどうかで、妊娠のしやすさや卵子の質と量には大きく影響します。もちろん、御主人の精子の質も、こういった生活習慣の改善によって向上すると言われています。
ぜひ気をつけてみてください。