2019/8/23 11:36:43
通園先の保育士さんが結核に。子供への影響と対応法を教えてください。
3才男児の母です。質問があります。
先日通園している園から、保育士さんが結核になったと連絡がありました。
どの程度の時間接触していたのかはまだ不明ですが、息子も感染してしまったのでしょうか?
今後はどのような対応をすれば良いでしょうか?
ご回答いただけますでしょうか?
1
3才男児の母です。質問があります。
先日通園している園から、保育士さんが結核になったと連絡がありました。
どの程度の時間接触していたのかはまだ不明ですが、息子も感染してしまったのでしょうか?
今後はどのような対応をすれば良いでしょうか?
ご回答いただけますでしょうか?
専門家からの回答
こんにちわ。安全だと医学的にいわれてもめちゃくちゃ不安になりますね。。。
きになるのは結核と診断された保育士さんの感染力とはおもいます(肺炎症状でみつかったのかそれとも別の症状でみつかったのか)基本は、肺炎症状だっとして、肺野に空洞形成(結核菌の巣)がなければ比較的低感染性として、予防接種もしていれば大丈夫なケースは多いです。
お子さんに自己免疫疾患など持病がない限りは、少なくとも現時点で安心してよいと思います。とれないだるさや微熱、咳などが出た場合は遠慮なく医療機関を受診しましょう。
今後、保育園の方も 慢性的な微熱やだるさ、体重減少、頑固な咳などある場合は注意していただくよう徹底していく必要があります。
専門家からの回答
はじめまして、小児科医の立場からもコメントをさせてください。
●接触者の検査については、上記の回答のとおりです。
お子さまも検査を受ける必要がある、と判断された場合に、
保育園や保健所を通じて、通達がきますので、
その支持に従ってください。
(なお心配だからといって、個人的に受診をしても、
検査をすることはできません。)
また、接触した状況などを詳しく調査する必要があるので、
通達がくるまでに数週間~1か月ほどかかる場合も少なくありません。
●なお、BCG接種を受けていれば、
今回のように結核に曝露してしまっても、
一定の割合で、結核の感染や発症が予防できる効果は証明されています。
海外の研究報告ですが、以下のようなデータがあります。
・(BCG非接種の場合と比べると)BCGを接種した後は、
結核に曝露した後の「感染」を、20%程度予防してくれる。
・仮に結核に感染してしまった場合でも、
結核の「発症」を予防する効果が58%ある。
また一般論としても、BCGワクチンを接種することで、
仮に結核に感染してしまったとしても、
その後の重症化(結核性髄膜炎や粟粒結核=全身の結核)の予防効果があります。
●通常は、「感染」してしまっても「発症」しにくい、というのが
結核の特徴ではあります。
BCGワクチンを接種しており、かつ、免疫不全など特別な病気でない限りは、
今回のようなケースでも、(そして仮に感染してしまっていたとしても)
発症する可能性は通常は低いと考えられます。
発症するとしても、感染(曝露)から数ヶ月~2年後に発症するなど、
かなりペースはゆっくりした感染症です。
この間に適切な対応をとることが大事ですので、
保健所や保育園からの通知・通達を落ち着いてまってください。
少しでもお力になれれば幸いです。
専門家からの回答
ジャックさんこんにちは、ご心配なお気持ちをお察しします。
生後5~6か月ぐらいの時にBCGを受けておられたら、BCGが結核予防のための注射になりますので、3歳時点では免疫があると考える場合がほとんどであると思います。
また、結核患者で、他人に感染させる力がある患者が発見された場合(結核患者が全員、他人に感染させる力があるとは限らず、患者の体の中に菌があるだけという人もいます)、地域の保健所が、その患者と接触した人をピックアップし、必要なら検査や治療を進めていくということを行っています。接触者健康診断と呼ばれます。相談者様のお子様が接触者健診の対象であるか、今後どのようなスケジュールで検査などが予定されているかなど、保育園の責任者や園の看護師、保育園がある地区の保健所などにご確認頂いてもよいと思います。