2019/12/2 10:57:40
子どもを叱りすぎてしまいます。一度頭にくると、自分でも感情を抑えら…
子どもを叱りすぎてしまいます。
一度頭にくると、自分でも感情を抑えられないのです。
小一の男の子なのですが、忘れ物が多い、宿題もなかなかやらない、時間割も揃えない、片付けが出来ない、とまだまだ手がかかります。
とにかく片付けは苦手で、学校で貰ってくるプリントもどこかにやってしまい、出さないことが多いです。
何度注意しても治りません。
そのため、ヒステリックに怒鳴ってしまいます。子どもの耳に届いていないのはわかります。
英語で怒られる…と祖父母に話しているようなので。
怒りすぎだと自分でも思うのですが、どうしても感情を抑えられません。優しく諭してみたこともありますが、全く効果はありませんでした。
夫は子どもを甘やかすだけで怒りません。そのため、パパ大好き、ママは怒るので嫌いと言われます。
好きで怒っているわけではありません。
このままでは子どももわたしも良くないと思うのですが、どうしたらいいのでしょうか。
専門家からの回答
とまとさん、こんにちは。
お子さんが入学したことが嬉しい反面、
期待があったんでしょう。
毎日同じことの失敗を繰り返すお子さんに
とまとさんが腹を立てるのも無理はありません。
でも考えてみてください。
お子さんは今、
保育園や幼稚園から全く異なる環境に
突然置かれています。
とまとさんだって、
自分がよく分からないままに
突然知らないところに就職して
知らない人に囲まれて
仕事を教えられたらどうですか?
大変ですよね。
学校の環境や生活に慣れることはもちろん、
毎日の学習に友達関係……。
それなのに、
お家でお母さんが怒ってしまっては
お子さんは心を休めるところがありません。
お子さんは小さな体で十分、
一生懸命に頑張っておられると思います。
もちろん器用に、
そつなくこなす子もいるでしょうが、
とまとさんのお子さんは苦手なのかもしれません。(ほかの子と比較はしないでくださいね。)
それを受け入れてあげましょう。
きっと、自分でもどうしたらできるのか
わからないんです。
大変だと思いますが、
1年生の間は宿題や準備を
一緒にされてはいかがでしょうか。
まだまだ1人で宿題や準備ができないのは
当然と考えて、サポートするぐらいの気持ち
でいいと思います。
とりあえず今は、
友達と元気に楽しく学校に行っていること
がすごいことです!
できていないことを注意するよりも
『どうしたらできるようになるのか』
解決策を一緒に考えて、
お子さんがこの先何か困ったときに
『相談できるお母さん』に
なっていただきたく思います。
少し肩の力を抜いていきましょう!
3年生くらいまではサポートするぐらい
の感覚で大丈夫ですよ。
専門家からの回答
はじめまして。
>小一の男の子なのですが、忘れ物が多い、宿題もなかなかやらない、時間割も揃えない、片付けが出来ない、とまだまだ手がかかります。
とにかく片付けは苦手で、学校で貰ってくるプリントもどこかにやってしまい、出さないことが多いです。
うちと全く同じというかどの家庭でもそのようなものかもしれません。怒りたくなる気持ちもすごくわかります。むしろこちらに余裕がなかったりすると、必要以上に「叱る」→「怒る」になってしまい、親子ともに悪循環になります。
子供は意外に、感情でわめきちらしているだけだなと頭でなんとなくわかってしまっているので、聞く耳持ちません。
親自身が小さなことでも「できたこと」からほめてあげる習慣をつけないと(難しいですが)、子供が変わることは期待できません。
栄養学的側面からいえば、子供は食事はどうなっているでしょうか
糖質中心になっていると必要な栄養素も足りず、飽きっぽく、怒りやすくなってしまう原因になります。
できることからひとつづつやってみましょう。できたときはしっかり抱きしめてあげてくださいね。
専門家からの回答
こんにちは。
イライラの背景に、子供のこと以外の不安・イライラがあって、自分の中の感情のバケツがいっぱいになっているため、小さなことでも爆発してしまうということがあるかもしれません。例えば人間関係も、健康問題も、お金の問題も、なにもかもなくてバケツが空っぽだったら、多少のことは「ああいいよいいよ、大丈夫」ぐらいで流せるのかもしれません。ご自身を悩ませている問題を全部いちど紙に書き出してみて、整理してみて、解決できるもの・できないものを分け、少しでもバケツを小さくしておくと、爆発しにくいかもしれません。
あまりにもイライラカッカする場合、甲状腺のホルモンや、女性ホルモンのバランスが乱れていることもあります。貧血などでだるさがある、不眠症などで眠れていないためにしんどい、ということがあると、怒りの沸点が低くなりがちです。内科や婦人科でのご相談も可能です。
片付けができない、プリントを出さない、といったことの場合、子供にとってそれが難しいということもあります。子供のしたく関係のコーナーを一か所にまとめ、学校でのプリントは全部このファイルに入れる、帰ってきたらここにランドセルを置いて、プリント用ファイルはその下の箱に入れる、などというふうに簡略にしておくと、意外とできることもあるかもしれません。男の子は特に具体的に指示されないと分からないこともあります。「片付けろ、きれいにしろ」ではなく、「自分の靴下をここに入れろ」というふうに具体的指示をし、必要なら視覚的に靴下の絵を貼り付けるとかまで必要なこともあります。例えばホワイトボードに「しゅくだい」「プリント提出」などやることリストを作り、できたら項目の横にマグネットを張る。持ち物についても、マグネットの表に「筆箱」「体操服」など書き(まだ文字が読めない場合はイラスト)、できたら裏返す。一週間忘れ物なしだったらシールを貼ってご褒美というようなことも、低学年なら有効かもしれません。自分でできた、褒められたというプライドができていくと、自主性も育ちやすいかもしれません。
小1だとまだ難しいかもしれませんが、ある程度本人に任せ、困るのは自分だと分からせるという方針もあると思います。上記のような仕組みづくりは必要と思います。
矛盾しますが、「この子にはまだ無理なのだ」ととらえ、できなくても当然、と要求のハードルを下げることも考えられます。赤ちゃんの時に早く独り歩きする子もいれば遅い子もいる、離乳食をよく食べる子もいればなかなか食べない子もいる。赤ちゃんの頃なら数か月の違いですが、6歳になると、個人差がさらに大きくなります。6歳のころからできる子もいれば、9歳にならないとできない子もいる。まあ中学校に入るまでにできればいいか、できたらすごい、ぐらいに思う方法もあるかと思います。子供4人を東大に入れたある母親は、大学入学までずっと、子供たちのしたくも全部やってやり、勉強のスケジュールも組んで、送り迎えもして、歯も磨いてやり、朝靴下を履かせるまでやっていたそうです。逆に「自立しないと勉強もできない」と主張している教育法も多いのですが、甘やかすという方法もあるということです。
正直、同じような状態の小学生(特に男の子は)は多いと思いますので、今の段階での判断は難しいですが、どうしても片付けや段取りができない、授業中も気が散る、集中できないというような場合、ADHDなど発達障害の範疇にとらえられる場合もあると思います。ただここの線を超えたら病気、そこまでは正常というようなものではなく、ご本人や周囲の困る程度によって変わってきます。困難が多いようなら、児童相談所や小児科の発達相談などを利用される方法もあるかと思います。