2020/4/25 08:00:55
もうすぐ8か月の息子がいます。離乳食の三大アレルゲンをまだ食べさせ…
もうすぐ8か月の息子がいます。
離乳食の三大アレルゲンをまだ食べさせてないのですが、すこしずつあげていこうかなと思いますが、
以下の質問があります。
①たまご、小麦、乳製品あげる順番などありますか?
②毎日あげるか、それとも二日おきにしたほうがいいですか。
③小麦なら何から食べさせたほうがいい、乳製品なら何から食べさせたほうがいいとかありますか。
④よだれかぶれ湿疹で首元が荒れていますが、あげても大丈夫でしょうか。
専門家からの回答
こんにちわ
素晴らしい質問をありがとうございます。みなお母さんはなやむところですよね
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①たまご、小麦、乳製品あげる順番などありますか?
→ないです。始めるならまずは小麦からでよいかなとは思います
②毎日あげるか、それとも二日おきにしたほうがいいですか。
→とくに問題なさそうであれば毎日でよいです
③小麦なら何から食べさせたほうがいい、乳製品なら何から食べさせたほうがいいとかありますか。
→ とくにはないですが、加工食品はすこしさけたほうがよいですね
かるいうどんなど、また牛乳1g、チーズ1gくらいからてめして
15分ごとに見ていく感じでしょうか。
④よだれかぶれ湿疹で首元が荒れていますが、あげても大丈夫でしょうか。
→皮膚のバリアもよわいのでしかもよくかきむしるところですから、
あれるようであれば普段からおふろあがりなどにワセリンで保湿などしてもよいでしょうね
お大事になさってくださいね。
専門家からの回答
小児科医の立場からもコメントさせてください(日本アレルギー学会所属です)。
①あげる順番に決まりはありません。
他の方も答えているとおり、最初から同時に複数(卵+小麦など)、
というのがなければ大丈夫です。
②医学的にも絶対に1日おき・あるいは2日おきにあげたほうがいい、
というエビデンスはありません。
お子さまがほしがれば、別に毎日あげてかまいません。
量がいきなり多くなることがなければ良いでしょう。
③成分ごとでも、とくに何の食品から食べさせたらいい、というのはありません。
ただし卵の場合は「加熱」がとにかく大事です。
とくに卵白はアレルゲン多く含まれているので、
しっかり加熱するようお伝えしています。
ゆで卵なら、15分以上しっかり固ゆですること。
よくあるのが、うどんに溶き卵で半熟の状態になっていたら、
(今まで卵を食べてもなんともなかったのに)お顔に赤みがでた、
というエピソードです。
これも絶対の医学的な根拠はありませんが、
完全に加熱していない卵は、早くても4~5歳くらいまでは避けたほうが無難です。
④湿疹があるから離乳食であげていけない食材がある、というわけではないです。
ただもともとの皮膚のバリアが弱いと思われるので、
アレルゲンの食材に限らず、お口に食材がつくと、
赤みがでやすいかもしれません。
赤みがでるだけであれば緊急性もないですし、必ずしもアレルゲンというわけではないです。
呼吸が苦しそう、吐き続ける、ぐったりするなどの、アナフィラキシーの症状がなければご自宅で様子を見てください。
以下も参考になると思います。
厚生労働省:授乳・離乳の支援ガイド(2019年改定版)
少しでもお力になれれば幸いです。
専門家からの回答
ぽろさん、こんにちは。
臨床発達心理士の春野瞳子です。
いよいよ、たまご、小麦、乳の離乳食に踏み切るお気持ちになられたのですね。
どんなことでもですが、必ず初めての時、があります。
怖れ過ぎず、でも万一の時の備えをしっかりして取り組まれたら良いと思います。
順番とかは特にありませんが、
万一、アレルギー症状が出た時のことを考え、一度に2種類以上を与えない、ということには気を付けてくださいね。
アレルギー症状が出た時に、たとえ量は少なくても、たまごも小麦も乳も食べていた、という事であれば、原因物質を特定することが難しくなります。
今日、たまごをほんの少しだけ食べさせたら、明日はたまごをそれよりももう少しだけ増やす。たまごだ大丈夫だ、となってから、次は乳に挑戦してみる、というように少しずつ順に慣らすようにしてください。
少しでもお力になれれば幸いです。
専門家からの回答
こんにちは。
1、卵が先がいい、小麦が先がいいといったような順番はないと思います。
2、アレルギー症状の多くは食べてから1時間から数時間以内に現れるので、それ以上待つ必要性は低いかもしれません。
病院で、少しずつ量を増やして食べていって、アレルギー反応が出ないか確認する負荷試験というものをすることがありますが、例えば卵なら20分ゆでた固ゆで卵の黄身1グラム食べて15~30分待って皮膚のじんましんや呼吸の変化などがないかを見て、症状がなければ2g、さらに15分から30分待って4g、8g、と増やしていき、18g程度で黄身1個になります。卵白は1g、2g、4g、8g、16g、といったふうに増やしていきます。
乳は牛乳1滴(0.05ml)、15分から30分待って2滴、4滴・・・としていきます。小麦はゆでたうどん0.5g、1g、2g・・・としていきます。
ただこれは重度のアレルギーが疑われる子の話であり、厳密にどれだけの量を食べられるのか調べる必要がある場合のことであり、家庭でみんながこのようにしている・しなければならないわけではありません。
3、加工食品だと何がどれだけ入っているか分かりにくいので、上記のように、ゆで卵・牛乳・うどんなど、計測しやすくほかのものが入っていないものを試すとわかりやすいかもしれません。
4、皮膚があれていると、荒れた部分からアレルゲンが入り込み、口から食べる場合よりもアレルギー反応を起こしやすいと言われています。ですので少なくとも食物が付着しやすい口の周りは湿疹がない状態で、食べる前にはワセリンなどで皮膚をカバーするのが望ましいとは思います。ただ少しでも皮膚があれていれば食べさせられないというふうにしていると、なかなか進まないこともあり、どの程度の皮膚の状態なら食べさせて良いということは医師との相談になるかと思います。
アレルギーについて知識を持つことは重要ですが、食材は多数あるので、なかなかすべてに厳密にしようとすると大変ですし、ある程度思い切ってやる必要があるときもあるかもしれません。ご不安が多い場合には、小児科・アレルギー科などの医師とご相談しながら進めていかれるとよいかと思います。また「アレルギー 離乳食 本」などで検索すると、本が出てくるので、インターネットで断片的な知識を得るよりも、そういった本を1冊読んでみられるほうが不安が薄くなるかもしれません。乳幼児のうちアレルギーがある子は1割程度とされており、それ以外の子は特に何もアレルギーはないとされ、アレルギーがあっても次第に年齢とともに食べられる量が増えていくことが多いとされています(甲殻類やソバなど、アレルギーが改善されず続くことが多いものもあります)。