2020/6/7 00:23:53
今年度から小学校に行き始めた息子の母です。 保育園の頃から他の子と…
今年度から小学校に行き始めた息子の母です。 保育園の頃から他の子と比べるとヤンチャで先生からも叱られることが多かったため、学校ではどうなるか楽しみでもあり心配だったのですが、予感が見事的中してしまいました。
学校が始まり数日ですが、お友だちと戦いごっこや廊下を走ったりといろいろしてるようで先生から早速お叱りをうけているとのことで連絡がきました。 正直一年生ってこんなものではないのかなど思うのですが考えが甘いのでしょうか?
何よりこういう時だからこそ先生との信頼関係がより大切になっていくのに始まって数日でかなりキツ目に叱られてると聞き一気に不安になりました。 学校とはこういうものなのでしょうか?
また先日病院を受診した際診察の際に座る360°回る椅子で息子がクルクル回っていたところこのままだと小学校ではついていけないなと言われ二重のショックを受けておりました。
男の子だから、この歳だからといって決して甘く見ているつもりはありませんし叱るところはしっかり息子にも話をしてきているつもりでした。
やり方が悪かったのか、息子が持っている性質といいますかやはりチェックするべきか心配になり質問させていただきました。
専門家からの回答
こんにちわ
> 学校が始まり数日ですが、お友だちと戦いごっこや廊下を走ったりといろいろしてるようで先生から早速お叱りをうけているとのことで連絡がきました。 正直一年生ってこんなものではないのかなど思うのですが考えが甘いのでしょうか?
→男の子ならそんなものです。仲間と一緒に怒られるのも悪くはないでしょう。授業中にいきなりたって出ていくとかさけぶとかそこまでのレベルであればADHDも疑いますけどもそうではなさそうです。
何よりこういう時だからこそ先生との信頼関係がより大切になっていくのに始まって数日でかなりキツ目に叱られてると聞き一気に不安になりました。 学校とはこういうものなのでしょうか?
→先生によってだいぶ違いますものね。もうすこし様子を見てもよいかもしれません。連絡ノートなどもやりとりをして改善店もさぐっていきましょう
>また先日病院を受診した際診察の際に座る360°回る椅子で息子がクルクル回っていたところこのままだと小学校ではついていけないなと言われ二重のショックを受けておりました。
→ 仕事柄小児もたくさん見ますが、けっこうしますよ笑 たぶん医師も冗談で言ったのかもしれませんが傷つきますよね。あまり気にされずに。
今後ですが、あまり友達とうまくいっておらず学校に行きたがらないなどあるようであれば、スクールカウンセラーにも相談してみましょう。
専門家からの回答
こんにちは。
臨床発達心理士の春野瞳子です。
少しでもお力になれれば幸いです。
こんにちは。
臨床発達心理士の春野瞳子です。
すみません、パソコンの状態が悪くてうまくいきませんでしたので、もう一度。
期待に胸を膨らませて入学したのに、不安が的中してしまったとお悩みなのですね。
保育園でやんちゃさんだったのに、小学校に入学しただけで落ち着くとは考えられませんので、想定内であったと思いましょう。
戦いごっこや廊下を走って叱られたとのことですが、ひとりではなくお友達も一緒に叱られているのでしょうね。また病院での椅子回しも子供にとってはやってみたいことではありますね。
長く小学生ともかかわってきた私の経験から申し上げますと、もしかしたら、注意を受けてもすぐに改めなかったり繰り返して同じことをしてしまったり、注意を受けた時の態度が素直でなかったりしたのかもしれません。
戦いごっこを注意され、素直に聞き入れてその後も危険なことをしなかったなら、即座に家庭に連絡という事は少ないと思います。
学校では戦いごっこは大きなけがにつながるので、しないように注意するのが一般的です。「ごっこ」という名前がついていますが、エスカレートして大きなけがにつながることが多いからです。また「ごっこ」にかこつけていじめの温床になる可能性もあります。
廊下を走ることについては、子どもはつい走ってしまうものなのですが、全速力で走ることはとても危険ですので厳しく叱られるのは当たりまえです。
出会いがしらにぶつかると骨折をしたり頭を打ったりして、病院搬送事例につながることがとても多いのです。また1年生が全速力で走って高学年の子供に思いっきりぶつかると、ふっとんでけがをするのは1年生です。高学年の子はただ歩いていただけで何も悪くないのに加害者になり心身ともに傷つきます。このような事例が後を絶たないので、学校側は何度も繰り返して注意をして学校事故の減少に努めているのです。
男の子だから、この歳だからといって決して甘く見ているつもりはありませんし叱るところはしっかり息子にも話をしてきているつもりでした。
とおっしゃる相談者様は、お子さんの子育てに心配りをされている素敵なお母様なのだとお見受けしました。
しっかり話をした後、お子さんの行動は変わりましたか?
注意されてもくりかえし同じことをしてしまうのなら、それは「こんなもの」ではなく発達特性があるのかもしれません。
学校での授業中の様子はどうでしょう。コロナの影響もあり、今はまだ始まってから間もないので、まだ学校に慣れ、授業を受けられる基礎作りの時間だと思います。
学校にはルールがあります。ルールは子どもの人権と命を守るためにあるのです。おとなしくて先生の言うことを黙って聞く子どもを育てるのが目的ではありません。
近年の学校教育は、昔のように「みんなが姿勢よく前を向いて先生の話を聞き黙って問題を解く」授業形態は減ってきています。もちろんそういう時間も必要に応じて設定しますが、主体的に授業に参加し周りの友達の意見を取り入れながら自分の思いを表現するように変化してきています。
体を動かす体育の授業もありますし、授業の合間には運動場で思いきり自由に体を動かせる時間もあります。何も戦いごっこや廊下を走ることでエネルギーを発散させなくてもいいわけです。また音楽で歌を歌ったり楽器を演奏したり、図工で絵をかいたり工作をしたりという言葉だけではない自己表現の場もあります。生活科では植物を育てたり探検をしたりする時間もあります。
人の話を聞いたり自分の意見を話したりするときのマナーも教えます。いろいろな経験をしながら、この先が見えづらい社会を生きていく力を育てていくのが学校というところなのです。
こういう学校生活、とりわけ授業において、特に困ることがないなら、あまり心配はありません。元気なやんちゃさん、で済むと思います。
しかし、授業に差し障りが出るほど落ち着きがないようであれば、学校側と相談の上、サポート会議を開いてもらうなどして対応していきたいですね。
いろいろご心配でしょうが、大丈夫です。
手立てはありますし、学校はこういう対応において蓄積されてきたものもあります。
学校全体で特性のあるお子さんにかける言葉を統一することで落ち着いた事例もありますし、トラブルを起こしそうな場所と時間が推測できればその時に教師が配慮するという事で問題行動が減った事例もあります。
私の息子も発達特性があり、小学校では宿題の量を調整していただいたり、提出物の確認をお願いしたりして、支援を受けながら成長しました。高校になってからは数学が苦手でしたが化学が好きで理系に進み、大学院を修了して今は企業で働いています。その時その時で適切な働きかけをして、自己肯定感を育てていけるといいですね。
少しでもお力になれれば幸いです。
専門家からの回答
こんにちは。
6歳の男の子だとそんな子もいるだろうな、久しぶりにお友達と会って、新しい環境ではしゃいでるのかな、とは思いますが、学校側がこれでは困ると言っているのであれば、お子さま側を変えるか、環境を変えるかということになると思います。
おおらかに見守り学校側で教え諭して欲しいといった希望は言うことができると思いますが、その通りにやってくれるかは学校の余力次第だと思います。ほかの子にぶつかってけがをさせたと言うことになった場合学校側の責任問題がどうなるかということもあって、とにかく注意はしたぞという形が必要なのかもしれません。
たとえばあと1年2年したら自然と落ち着いてくるというようなこともあるかもしれませんが、それをゆっくり待てる環境なのかという問題があります。一人一人の個性を尊重し、その子にあった手厚いサポートを・・・というのは理想ではありますが今の日本では難しい面もあります。子供を型にはめることが正しいとは全く思いませんが、おとなしく言うことを聞いてきちんと座ってかしこく話を聞ける子でないとうちの学校では困るんです、と言われてしまえばもうそれ以上どうも言いようがない面もあります。昔なら、やんちゃ坊主だなあ、元気で結構、で済んでいたのが、時代の流れやコロナの件もあって、なかなかそうはいかなくなってきているのかもしれません。
お子さんに、学校とは何か、廊下はだまって歩き、遊んでいい時間とダメな時間がある、体はまっすぐして正面を向いて先生の話を聞くものだ、と言うことについて、相談者様に違和感がなく、それが守れるのが理想の子供だ、そんな子になってほしい、そうすることがお子さんの将来に役に立つ、と思われるならそう言い聞かせていくのも一つの方法と思います。
うまく行かない場合、何がそれを妨げているのか?お子さんはどういう環境を望んでいるのか?どういう環境ならご本人らしくのびのび勉強し能力を伸ばせるのか?どういう点でつまづいているのか?といったことを学校側と考え、必要と判断されるなら、発達についての検査を受けたり、手厚い支援を受けられ、少人数で集中しやすい環境が得られるような支援教育を利用できないかと言った検討も考えられるかもしれません。学校側と敵対せず、うちではこう過ごしている、こういう働きかけをしているがどうしていけば学校になじめるだろうか、と相談していく、協力して欲しいという姿勢で担任と対話していくのがよいかもしれません。
椅子に座ってじっと人の話を聞くためには、体のバランスを取る能力と、体を支える筋力が必要です。じっとしていられない子に、トランポリン・ブランコなどで思い切り体を動かさせるといった取り組みを行うこともあります。体のバランスを取る、位置感覚をつかむ、見る、聞く、そういった情報を脳の中で情報整理するといったことがうまくできるようサポートしていくことで、学校生活や勉強をスムーズにできるようにしていくといったことも支援教育では行われています。
ついていけないなと言った医師に、お住まいの地域で発達についての診断やサポートを得るためにはどうしたらいいかといったことをご相談されてもいいかもしれません。子供はあの回転椅子が大好きで、たいていの子は診察室に入るとあれをクルクルやりたがりますし、医師が自分に直接話しかけていないときにクルクルするのが即、異常であるとは全く思いませんが、ついていけないなと言う以上、じゃあどうすればいいのかという相談にも応じてくれるのではないかと思います。